『ジョジョの奇妙な冒険』第3部「スターダストクルセイダース」に登場するスタンドは、タロットカードがモチーフにされていることは有名です。
(物語の前半でタロットカード「大アルカナ」分のネタ枚数が出そろってしまったため、後半の敵は「エジプト9栄進」のスタンドということになりましたが… 笑)
今更かもしれませんが、そんな第3部を読み返していて、タロットカードに暗示されたスタンドの「読み」について疑問がわいたので調べてみました。
なんで『力』は「ストレングス」って読むの?
この記事のタイトルにもある通り、『太陽』の読みは「サン」、『恋人』は「ラバーズ」、『正義』は「ジャスティス」など、この辺りは我々にも馴染みがあって理解出来る横文字です。あとはイギーちゃんの『愚者』(ザ・フール)とかもね。
でも…オラウータンのフォーエバーの『力』はなんで「ストレングス」って読むの?
なんで「パワー」じゃあないのよ~と、ふと疑問が。
(余談ですが、「パワー」だとなかやまきんにくんみたいですね)
で、勝手に調べてみたところ、『力』の「ストレングス」読みはイギリス語であるのかなと。
というか、元々のタロットカードの暗示の読み自体がすべて英国語読みみたいなのですね。
し、知らなかった…『力』で「パワー」だと、そのまんますぎてダサいから、とかではなかったのですね
(※なかやまきんにくんがダサいと言っているわけではけしてありません!!)
(タロットカード、私もハマりました~)
エボニーデビルのエボニーって何?
実はもう一つ疑問があったのですが、それは呪いのデーボの『悪魔』の「エボニーデビル」読みについて。
『悪魔』で「デビル」はよ~くわかる。でも、エボニーとはなんぞや?
調べてみたところ、「エボニー」は英語で植物の「黒檀」のことのようで、転じて「黒色」のことを指しているそう。
ここで思い出して欲しいのが、『星の白金』と書いて『スタープラチナ』、『魔術師の赤』と書いて『マジシャンズレッド』などとあるように、第3部の初期の頃に出て来たスタンドには「色」が名前に組み込まれているということ。
『法皇の緑』で『ハイエロファントグリーン』など、イギーちゃん以外の味方キャラ(ジョースターご一行)はみんなその法則があてはまっているわね。
『銀の戦車(シルバーチャリオッツ)』と『隠者の紫(ハーミットパープル)』も例に漏れず。
で、このルールは敵スタンドにも採用されており、『灰の塔(タワー・オブ・グレー)』や『暗青の月(ダークブルームーン)』、などもそんな感じ。
なので、『エボニーデビル』は正確には『黒い悪魔』ということになり、「色」+「タロットカード」の名前にあてはめられているものになるのではないのかなと。
これ、検索していてみつけた他サイトさんの考察なのですが、ポルナレフじゃあないが「ブラボー!」と思わされずにはいられない答えでしたよ~!
なぜ途中からスタンドに色をつけるのをやめたのかは、荒木飛呂彦先生ご自身に聞かなきゃあわからないところではありますが…。
しかし、『黒イ悪魔』って書き方をすると、『黒イせぇるすまん』みたいな。
(『笑ゥせぇるすまん』はガチで怖いのでご注意を~私はトラウマ持ってます 笑)
(『NEW』は声優さんが豪華でチビりそうです)
もし『恋人』(本体:ダン先輩)に白色があてはめられていたら、『白い恋人』になったりするんだろうか。
オマケにも一つ出てきた「あの疑問」について
そっか~、『力』の『ストレングス』は英国語読みで、『悪魔(エボニーデビル)』は「色+スタンド名」の法則に則ってのことだったのか~。
これでスッキリして、夜以外もよく眠れる…と思い、スタンド辞典『STANDS』を片付ける前にパラパラしてたら、疑問がもう1点わいてきました。
(『STANDS』はジョジョベラーに付属しているスタンド辞典。第3部から第8部のごく初期までのスタンドの解説が網羅されています。読み応え抜群、私は枕元に置いてます)
もう1つの疑問とは、『黄の節制(イエローテンパランス)』の「節制」って何?ってこと(笑)
で、調べてみたところ、Goo辞書によると「節制」とは「度を越さないよう控えめにすること。ほどよくすること。」などのことでっす!
本体のラバーソールの振る舞いは全然そんな風には見えなかったぞ!という想いは、どうかアナタの胸だけにそっとしまっておいて。
というわけで、この記事はここまでです。チャン♪チャン♪
(ご拝読誠にありがとうございました)
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第3部のOVAは現在ネット配信がされていないので、レンタルでの視聴がおすすめです。
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