人気が絶えることなく、むしろ増すばかりの荒木飛呂彦先生原作『ジョジョの奇妙な冒険』。
ジョジョの魅力にはキャラ・擬音・ジョジョ立ちなど様々な要素がありますが、何部から読めばいいのか迷っている方も多いのでは?
今回は『ジョジョ』各部の見どころを紹介していきます!
もちろん、『ジョジョ』はアニメから見始める手もあり!アニメから入るのが一番てっとり早いかも。
アニメ『ジョジョ』シリーズは第5部までは31日間無料トライアルでも全話見放題で視聴が可能です(第6部と『岸辺露伴は動かない』は現在ポイント制)
※以下の項目には物語の核心に迫るネタバレがあります。
♡こちらも見ていただいています(ありがとうございます)!♡
『ジョジョ』の奇妙な小ネタ集!秘密・トリビア・雑学豆知識をまとめて紹介!
『ジョジョ』第1部「ファントムブラッド」の見どころ
主人公はジョナサン・ジョースター。真面目で真摯な青年へと作中で成長していきます。
(バトル展開のために「波紋」の修行をし、ムキムキに育っていく体にも注目です 笑)
舞台は19世紀(1980年代)のイギリス。
己の野望のため、石仮面をかぶり「人間をやめた」(吸血鬼と化した)ディオ・ブランドーとの戦いが迫力いっぱいに描かれています。
『ジョジョ』シリーズの見どころであるジョジョ立ちといったような荒木先生の構図のセンスはすでに第1部から発揮されており、たびたびジョナサンの前に立ちはだかるディオの図はまさに圧巻。おもわず「かっけー」って声にだしてしまうこと間違いなし。
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」や「おれは人間をやめるぞジョジョーッ!」などといった「名言」として有名なセリフも、第1部からかなり多いです。読んでいると絶対「このセリフ知ってる!」と思う人もいるはず。
物語のボリュームも、文庫版にして全3巻なので、サクッと読みやすいです。
ディオ・ブランドー
ディオ(DIO)は『ジョジョ』シリーズのほとんどの部に何かしらの影響を与えている悪役。
まだ人間だった頃のディオの姿が拝めるのは第1部だけ!
ジョジョマガジンの第2号目である『JOJO magazine 2022 WINTER』にはディオの「身上調査書」が掲載されており、私はテンションが上がったぞジョジョーッ。
※身上調査書は、荒木先生がキャラクターを作成する時に書く設定の紙。「荒木飛呂彦の漫画術」にも記載あり。
『ジョジョ』第2部「戦闘潮流」の見どころ
主人公はジョセフ・ジョースター。第1部のジョナサンの孫です。『ジョジョ』って代々続くジョースター家の血筋のお話なんですよ。
舞台設定は第1部のラストから45年後の時代で、ニューヨークから物語は始まりますが、途中からはヨーロッパにも移動。
第2部の見どころの一つは、何といっても主人公・ジョセフの性格。
見た目は祖父であるジョナサンにそっくりと言われていわますが、正確は正反対のお調子者。
ジョセフがなんの脈絡もなく、突然〇〇に変装するシーンがあるのですが、私はこの部分を初めて見た時、より『ジョジョ』のことが好きになりました(笑)
ジョセフが戦うのは、太古の眠りから目覚めた強力な力を持つ存在である「柱の男」たち。
彼らも筋肉ムキムキで良いボディーをしており、肉弾戦ももちろん迫力がありますが、ジョセフの頭脳戦にも是非注目していただきたいです。
『ジョジョ』第3部「スターダストクルセイダース」の見どころ
主人公は第2部のジョセフの孫で、高校生の空条承太郎(くうじょう じょうたろう)。『ジョジョ』の主人公の中でも代表的な存在です。
舞台設定は1980年代の日本から、ジョースター家最大の敵であるDIOを倒すためにエジプトへと向かいます。
有名な「スタンド」が登場するのがこの第3部から。
かっこいい場面はもちろん、コミカルなギャグシーンもかなり多く、笑いっぱなし注意の状態になるかも…♡
承太郎と共にエジプトへ向かう仲間もバラエティーに富んでいてみんな魅力的です。
犬のスタンド使いであるイギーは荒木先生の用ると一行のペットとのことですが(笑)、イギーが主体となるバトルもあり。
そして、DIOとのラストバトルの見ごたえは、たぶん日本の漫画史を語る上では外すことができない名バトル。
DIOのスタンド『世界』の能力と、それに対する承太郎たちのやり取りをとくとご堪能下さい。
『ジョジョ』第4部「ダイヤモンドは砕けない」の見どころ
主人公は第2部ジョセフの隠し子である、高校生の東方仗助(ひがしかた じょうすけ)。
舞台は1999年の日本S市杜王町。
仗助は学校や町内で出会うスタンド使いたちと巡り合っては対決したり、その人物の調子に巻き込まれたりします。
ガチバトルのエピソードだけではなく、ただおいしいイタリア料理を食べたり、時には自称宇宙人とのやりとりも…w
というのは、荒木先生いわく、第4部は「こち亀」みたいなおのなので、いくらでも描けるとのこと。
最終的には物語は、杜王町に潜む殺人鬼・吉良吉影(きらよしかげ)を追う展開へ。
吉良吉影は殺人癖があるのがネックですが、ただただ自分が静かに暮らしたいという願望を持つ男。
そのためにならどんな困難にも立ち向かう精神力は、ヘタしたら『ジョジョ』シリーズの主人公たちにも負けていないかも…。
どの部にも言えることですが、ラスボスがみんな魅力的なのも『ジョジョ』の特徴のひとつですね。
実写化もした『岸辺露伴は動かない』は、第4部の登場人物「岸辺露伴」を主人公に据えたスピンオフ作品。
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『ジョジョ』第5部「黄金の風」の見どころ
主人公はDIOの息子であるジョルノ・ジョバァーナ、15歳。
舞台は2001年のイタリア。ジョルノは「ギャングスター」になる夢のために「パッショーネ」という組織に入団。
そこでボスの娘を護衛する任務を所属したチームの仲間と遂行するのですが、この仕事にはとてつもない真相があり…。
荒木先生が、第5部は「美形を描くことを目指した」とおっしゃる通り、登場人物の9割がイケメン。
ギャングというギリギリの組織の戦いの中で、ジョルノをはじめとする主要メンバーたちが何度も見せてくれる「覚悟」には胸を熱くせずにはいられません。
ラスボス・ディアボロの出生や素性、そしてその顛末にもご注目ください~。
私はこの第5部が『ジョジョ』で一番好きです。
スタッフさんによるオリジナルの解釈(いわゆる「アニオリ」)がふんだんに詰め込まれたアニメも神。
『ジョジョ』第6部「ストーンオーシャン」の見どころ
主人公は第3部の承太郎の娘である空条徐倫(くうじょう ジョリーン)、19歳。
『ジョジョ』シリーズ初めての女性主人公です。
舞台は2011年のアメリカ。徐倫はジョースター家の因縁で、DIOを信仰する者たちからハメられて刑務所にブチ込まれてしまう。
後に物語は、DIOの親友であったというプッチ神父の野望を止める展開に。
プッチの野望は全人類を巻き込んで「天国へいくこと」。
予想の斜め上をいく衝撃的な結末は今でも度々話題になるほど。これが荒木飛呂彦という神の下した判断かと、圧倒させられちゃうこと間違いなし。
『ボヘミアン・ラプソディー』というスタンドの能力は結構必見。
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【ジョジョ】ボヘミアン・ラプソディーのぶっ飛びすぎな能力は正に夢!一番欲しいスタンドかもwww
(※スタンド能力とその使い手の正体についてのネタバレがあります)
『ジョジョ』第7部「スティール・ボール・ラン(SBR)」の見どころ
主人公は19歳のジョッキー(馬乗り)で、下半身不随のジョニィ・ジョースター。
第7部からはそれまでの『ジョジョ』の世界のパラレルワールドになっており、舞台設定は1890年の北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン(SBR)レース」。
ジャイロ・ツェペリという青年の持つ「鉄球」の技術に再び自分の足で歩き出せるかもしれない希望を抱き、彼を追うようにレースに参加する。
途中からレースの裏側で、アメリカ合衆国大統領による『聖なる遺体』探しが行われていることが発覚。
各キャラクターがそれぞれの思惑を抱きながら、『遺体』争奪のための戦いが(レースを行いながら)繰り広げられていく。
第7部の途中からは、連載誌がそれまでの「週刊少年ジャンプ」から青年誌の「ウルトラジャンプ」へと移行。
そのため、少年誌では描くことができなかった表現も取り入れられており、より作品の幅が広がっているような。
渋い雰囲気がめっちゃグッとくる名シーンもアリ。
スタンドバトルの迫力も衰えることはなく、第7部こそが『ジョジョ』最高傑作という人もよく見かけますね。
ディオのパラレルワールド存在的である、ディエド・ブランドー(Dio)も登場し、その活躍は読者を裏切りません、マジで。
『ジョジョ』第8部「ジョジョリオン」の見どころ
(完結巻までのセットです。一気読みできる人うらやましい…!)
主人公は記憶喪失になって素っ裸のまま倒れている所をヒロインに発見された東方定助(ひがしかた じょうすけ)。この際、股間に「タマ」が4つあることをしっかり目撃されています。
こちらもパラレルワールドで、第4部と同じなのは主人公の名前の読みだけではなく舞台がS市杜王町であることも。ただし、第8部の時代設定は2011年です。
定助の正体が明かされていくエピソードは、ページをまくる手が止まらなくなるはず。
キーアイテムは「ロカカカ」という名前の果実と、それをつけ狙う「東方家」や「岩人間」。
東方家は記憶を失くした定助を引き取ってくれる一家で、その一族にまつわる「呪い」も気になる部分。
「岩人間」は敵対する種族なのですが、なぜ我々と普通の人間とは異なる彼らが地球上に存在しているのか、は是非「ジョジョリオン」を読んでみてくださいね。くわし~く描かれていますよン。
ラストの展開は、『ジョジョ』の戦いもここまできたか~って感じで、たぶん漫画でここまでの境地を描けるのは、シリーズものをここまで長く連載してきた荒木先生くらいかも。さすがです。
あと、主人公に明確な相手役(広瀬康穂ちゃんといいます)がいるのも、第8部だけなのでそれも特徴かと。
『ジョジョ』第9部「The JOJO Lands」の見どころ
『ジョジョ』第9部「The JOJO Lands」は2023年2月17日発売の「ウルトラジャンプ3月号」から連載開始とのこと。
(ウルトラジャンプ2023年1月号や、『JOJOmagazine(ジョジョマガジン)2022 WINTER』でそう発表されました。)
一番最新の部である第9部から読み始めてみるのもおもしろいかも?
他の部から読み始めた人とはまた違った『ジョジョ』の見方ができるかも…そういう方のお話は是非みんな聞きたいと思っているはず。少なくとも私はそうです。
結論!
結局のところ『ジョジョ』はどの部にも魅力的な部分があるので、あなたがピンとくる部から読み始めて大丈夫です!!
というのも、長い連載の経歴を持つ『ジョジョ』には、実際にどの部にも「初めて読んだのは〇部だった」という声が多く聞かれるからです。
「私は〇部から読み始めた」って話題になると、盛り上がるんだよな~。
好きな部から読み始めてハマり、そこから自然と他の部も読んでいた…という方も多そうですね。
もちろん、アニメから見始める手もあり!アニメから入るのが一番てっとり早いかも?
アニメ『ジョジョ』シリーズは第5部までは31日間無料トライアルでも全話見放題で視聴が可能です(第6部と『岸辺露伴は動かない』は現在ポイント制)
ちなみに私はゲーム「オールスターバトル(ASB)」から『ジョジョ』にハマりました。
キャラクターの再現率がハンパなかったので、「この漫画にはこんなにたくさん魅力的なキャラクターがいるのか!」と。
漫画『ジョジョ』シリーズは電子書籍版も配信中です。カラー版もありますよ。
アニメ『ジョジョ』シリーズは第5部までは31日間無料トライアルでも全話見放題で視聴が可能です(第6部と『岸辺露伴は動かない』は現在ポイント制)
アニメ『ストーンオーシャン』の12話までのレンタルが開始されています。
『ジョジョ』第3部「スターダストクルセイダース」のOVAもレンタル可能!
第3部のOVAは現在ネット配信がされていないので、レンタルでの視聴がおすすめです。
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