『南国少年パプワくん』の作者で知られる柴田亜美先生の担当編集者スーツマン秀樹氏が亡くなられていたことが、柴田先生のX(旧Twitter)にて明かされました。
気持ちが整理できたのでお伝えさせてください。
— 柴田亜美staff (@s_ami_staff) December 25, 2023
講談社担当のスーツマン秀樹さんが先月ご逝去されました。
訃報が届いたのは、珍しく1週間外に出る用事が続く前日でした。
家に籠っていたら深い哀しみに沈むだけだったので、そうさせないタイミングも最後まで担当さんなんだなぁと思いました。
ワタシの漫画にもよく登場してたので、もしよかったら思い出してください。
— 柴田亜美staff (@s_ami_staff) December 25, 2023
誰かが思い出してくれたら生きている事になるから。
これからもずっとワタシの大切な担当さんです。 柴田亜美
スーツマン秀樹氏とは?
スーツマン秀樹氏は柴田亜美先生の講談社での担当者さん。
(※スクウェア・エニックスの作品である『パプワくん』の担当者さんではありません。)
柴田亜美先生は講談社の少女漫画雑誌『なかよし』にて『緊急出動(スクランブル)すずめちゃん!』という作品を連載されていたことがあり、こちらの作中にも「スーツマン秀樹」なる人物が敵キャラとして登場しています。
(当時の『なかよし』編集部の方々が敵キャラとして登場している)
柴田亜美先生のエッセイ作品『Gセン場のアーミン』や『勇者への道』などにもスーツマン秀樹氏は登場。
(こちらはキャラクターではなく、本人として)
『Gセン場のアーミン』にて『なかよし』の当時の編集者の方々はゲームが好きだと明かされており、どおりでその時期の『なかよし』にはゲームのページがあったんだなぁと納得させられたりしたこともありました。
『勇者への道』で、ズボンの股間にケーキをぶちまけ、しかも「ローソクに火がついていたというもんだからたまげたもんだよ」とイリエ編集長(当時の『なかよし』の編集長)から暴露されていた話には腹をよじらされました…(笑)
他にも『すずめちゃん』や柴田先生のキャラクターグッズを堂々と隠すことなく人前を歩いてきたエピソードなど、本当に柴田先生や漫画が好きな方だったのだなぁと尊敬させられます。
CLAMP(クランプ)先生の『ちょびっツ』なども担当されていたのではないでしょうか。
楽しい作品を我々に届けてくださりありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
(柴田亜美先生の作品については以下の記事も良ければ。)
