※ネタバレあり『老境博徒伝説SOGA』第1話感想 天スピンオフ | コーヒーガムとイチゴのケーキ
スポンサーリンク

※ネタバレあり『老境博徒伝説SOGA』第1話感想 天スピンオフ

福本作品
スポンサーリンク

『近代麻雀』2023年7月号から連載が開始された『老境博徒伝説SOGA』を読んだので、その感想をまとめました。

『老境博徒伝説SOGA』は『アカギ』や『カイジ』で有名な福本伸行先生の名作『天 天和通りの快男児』の登場人物の一人である僧我 三威(そが みつい)を主人公に据えたスピンオフ作品。

以下、『老境博徒伝説SOGA』第1話の一部ネタバレがございますのでご注意ください

【2023年最新版】麻雀マンガ紹介☆
麻雀漫画紹介【2023年最新版】です!『天』や『アカギ』などといった有名すぎる作品は今回省かせていただきます~。みんな名作だって知ってるもんね。【最終更新:2023年9月5日→『ぽんのみち』】ぽんのみち少女漫画雑誌「なかよし」2023年10...
スポンサーリンク

『老境博徒伝説SOGA』第1話感想

他の福本作品スピンオフ(『トネガワ』や『ハンチョウ』、『イチジョウ』)のようにギャグ路線でいくかガチ路線でいくか迷っている感じ?というのが私の第一印象でした。

というのも、作中に『カイジ』でおなじみのペリカが出てくるんですよね、ちゃんと兵藤会長の顔入りの。
(ということは、『カイジ』と『天』の世界観は同じということなのだろうか、このスピンオフに限っては。それってつまりは『アカギ』と『カイジ』の世界観も同じということになってしまうのかしらん)

この時点で、「やっぱまたギャグ路線か、『天』の世界観を壊してしまうような展開だけはやめてほしいんだが」とも思ったのですが、それでもページを止める手を止めなかったのは、この作品には僧我が赤木の最期について思いを馳せるシーンがあるからです。

静かな余生を求めて介護施設(カジノ型のですが)に入ることを決意した僧我ですが、どうしても赤木のあの最後のことを頭によぎらせてしまっているんですよね。

このことから、『天』のラストの展開のような、実は人の死生観、「死について」をこの作品ではもしかして描こうとしているのかなぁ~と思わされてしまうのです。

あっ、このことから、赤木しげる(神域の男)は本スピンオフには登場しません。
(赤木の死後の物語なので 幽霊とかで出てくる可能性があるんなら話はまたですが 笑)

麻雀の描写もしっかりありますよ。さすがそこは『近代麻雀』、日本随一の麻雀漫画雑誌ですね。

まとめ

また正直原作を壊すようなギャグが展開されたらちょっとな…とも思っていたのですが、赤木しげるの最期についての描写が挿入されるなど、他の福本作品スピンオフとは一味違いそうな展開になりそうだと、『老境博徒伝説SOGA』には感じさせられました。

いい意味で期待を裏切られたので、今後も注目させていただきたいと思います!

『天』の、特に最終章にあたる赤木しげるの死に関するエピソードはもう、人類全員が読むべきだと思います、いやマジで。
迷ってる方はもう絶対読んでください(断言)。

電子書籍版もいつの間にか発刊されていました。

もちろん、最終エピソード以外の部分も面白いですよ。赤木がかっこいいです。
(よくよく考えたら初期はギャグも入った人情もの、ガチ麻雀バトルを経て、からのサブキャラクターの死生観に基づく話が展開されるのって『天』くらいだよなぁ)

『アカギ』の続きってもうアニメ化されないんだろうか…。(ギャグになっちゃうから?)

タイトルとURLをコピーしました