アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第3部と第4部から、アニメオリジナル（アニオリ）部分を個人的に特に気になった箇所のみですがご紹介させてください。
※以降の項目からは『ジョジョ』第3部と第4部のネタバレがございます。
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第3部「スターダストクルセイダース」のアニオリ部分
第4話「灰の塔（タワー・オブ・グレー）
DIOのベッドに横たわる女性たち
始まってすぐの場面で、画面をめちゃくちゃ明るくしないと見えづらいですが、DIOのベッドに複数の女性が横たわっている（同衾・どうきん している）図が確認できます。
「こうしてDIOは自分の子供を産ませていたのか」ということの強調のため？
DIOの息子たちは後のシリーズにも登場するので、何というかこう、物語の世界観を膨らませてくれていますね。
第14話「正義（ジャスティス） その①」
「ポール」ナレフ
エンヤ婆の宿で承太郎たちが記帳しているシーンが追加。
この時にポルナレフが言う
「俺のサインはレノンばりに値打ち出るぜぇ なんてったって『ポール』だしな」
というアニオリの台詞も初めはなんのこっちゃと思ったのですが、先にエンヤ婆が話してた「あの有名なビートルズのジョン・レノンが泊まったというエピソードが…（じぇんじぇんありませぬが）」に引っかかってるんですね。
（ビートルズのメンバー:ポール・マッカートニー）
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第24話
俺たちの戦いはこれから
第24話は前期の最終回なので、それらしい区切りとなるエピソードが挿入されています。
ジョースター家の因縁の戦いの決着をつけるために意気込むジョセフに、「俺たちだけじゃあないぜ」と声をかける承太郎。
その視線の先には花京院、ポルナレフ、アヴドゥルたち仲間が車のクラクションを鳴らして待っているのでした。
「陽が暮れぬうちに、次の目的地に急ぎましょう！」という花京院のセリフもいいなぁ～。
第29話「アヌビス神 その②」（エジプト編）
名前をつけてやる
アヌビス神に取り憑かれてポルナレフと戦った床屋の親父を「カーン」と呼ぶ通行人がいる。
このカーンという名は第3部が格ゲー化された時（カプコンさんの「未来への遺産」）に名付けられたものだそうですが、そうだったんですね。
他にもラバーソールなどもこの格ゲーで初めて名前が付けられたそうで、へぇ～、エウレーカって感じです。
また、第3部の格闘ゲームでは、荒木飛呂彦先生ご自身の手によりミドラーのキャラデザが新規で描き下ろされています。
が、アニメのハイプリエステスのエピソード（第24話）でこの格ゲー版のミドラーのデザインは採用されていませんでした～。なぜだ…。
フィギュアにもなってたのか…いいねいいね～。
『JOJO-A-GOGO』でも荒木先生描き下ろしのミドラーが拝めますっ。
第39話「地獄の門番ペット・ショップ その②」（エジプト編）
それぞれの戦う理由
ラストではついにDIOの館に突入ですが、その前に味方キャラそれぞれのDIOと戦う理由が述べられています。
花京院なら「自らの心の弱さを克服するため」ポルナレフなら「肉の芽を自分に植えつけて操ったDIOに報復するため」など、他にも承太郎、ジョセフ、イギー、アヴドゥルの全員分が用意されています。
アヴドゥルの理由が『野良犬イギー』で明かされた彼の過去による信念とリンクしているような気がする。
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第4部「ダイヤモンドは砕けない」のアニオリ部分
第16話「狩り（ハンティング）」に行こう！」
承太郎の衣装チェンジ
アニオリではないのですが、この回から承太郎の服のデザインが変更されており、帽子や胸元の装飾が新たなものに。
イルカの装飾が海洋冒険家である承太郎らしいし、太陽のアクセサリーもいいなぁ。
胸元の三角定規は何なのだろう…（悪いって言っているのではなく、何なのか気になるw)
この後、承太郎の服は第22話（「吉良吉影は静かに暮らしたい その②」でも変更になりますが、これは物語の時間の経過を表しているのだとか。
（DVDについていた監督さんのコメントより）
第24話「シアーハートアタック その②」
処刑用
康一くんのピンチに駆けつけた承太郎が吉良にオラオララッシュを叩き込む場面では、第3部の処刑用BGMが使用されている。
正しくは「スターダストクルセイダース」という曲名だそうですが、胸熱ですよ、こいつぁ。
第31話から第34話（「7月15日（木）」）
濃厚な1日
第31話から第34話にかけては、原作の「鉄塔に住もう」「エニグマの少年」「チープ・トリック」「ぼくのパパはパパじゃない」のエピソードが「7月15日（木）」というタイトルでまとめられています。
各エピソードのメインになるキャラは違うので、視点の移り変わりがやや激しく、スタッフさんも苦労されたんじゃあないかなと思わず考えてしまいます。
なぜこういった構成にしたのかというと、吉良の親父がスタンド使いにした敵が一斉に仗助たちを襲うシーンを強調したかったと雑誌に描いてあったような…。
原作では別の日に起こった出来事が、アニメでは全て7月15日の1日のものとしてまとめられているため、キャラの辻褄合わせのアニオリが多めです。
例）スーパーフライ戦後、康一を探す億泰、それを心配そうにしている鋼田一と未起隆 など。
なぜ「7月15日」なのかは、「カレンダーを見ていたらこの日が一番しっくり来たから」とのことです。なんかスゴイ！
まとめ
今回取り上げさせてもらったアニオリの部分はほんっと～に一部分にすぎず、『ジョジョ』のアニメはスタッフさんの愛にあふれたオリジナルシーンがたくさん存在します。
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