『小悪魔教師サイコ』のコミカライズの作画を担当していた合田蛍冬(あいだけいと)氏が出版社を提訴しました。
1つの原作に対しコミカライズ版が2つ作成されたことがトラブルのきっかけに。
【※2024/3/28に行われた裁判の結果について追記しました。】
三石メガネ氏
三石メガネ氏は『小悪魔教師サイコ』原作者。
LINEマンガ様にて『小悪魔教師サイコ』公開スタートしました!
— 三石メガネ@『福井怪談』 (@xmeganeurax) August 23, 2023
総合ランキング1位✨
ありがとうございました🙏
peep様ではスピンオフが私原作の月桜しおり先生執筆にて始まりました!💕
今日はサイコ祭りです🏮https://t.co/tv68iHmgPd… pic.twitter.com/wa6cP5n9zF
合田蛍冬(あいだけいと)氏
合田蛍冬氏はぶんか社から月刊誌で電子配信されていたコミカライズ版『小悪魔教師サイコ』の作画担当。
今回訴訟を起こされた方です。
Kindle Unlimitedなら無料で読めるようです。(2023年8月下旬現在)
【※追記】
合田蛍冬氏のブログが更新され、ぶんか社との裁判の日が決定したそうです。
裁判の日程は
合田蛍冬氏によれば日時は2023年11月2日(木)11時から。
東京地方裁判所626号法廷で傍聴もできるとのこと。
【※2023/11/2追記】第1回目の裁判の結果
合田蛍冬氏のブログにて、第1回目の裁判の結果が発表されました。
なんと、ぶんか社側はこの裁判を欠席。ええ…。
「徹底抗戦」の姿勢をみせたとのことで、本来は非公開でのWEB裁判を希望していた模様。
次回(12/14)以降では出廷がルールとのことですが、う~ん…。
【※2023/12/14追記】第2回目の裁判の結果
2023年12月14日に第2回目の裁判が行われたとのことです。
ぶんか社側の反論として
「原作者側が作成する同一作品の作成をとめる権利はない、例え権利』があったとしても止める『義務』はなく、止めるかどうかは出版社が決めること」
とありますが…。
この対応でぶんか社ってこういう会社なんだなということが丸わかりですね。
人としてすごい大事な部分を失っている気がします…。
自分(ぶんか社)が間違ってないという主張の一点張りだもん。
自分たちが正しければ作家さんの心を傷つける「権利」はあるとでも思っているのでしょうかねぇ…。
「漫画とWebtoonは別物」という主張もおかしくないですか?
Webtoonは漫画じゃないって、どう考えても無理があるやろ…
次回の裁判は2024年2月19日(木)の11時からとのことです。
合田蛍冬先生はご自身を追い詰めないようになさってくださいね。体調にはどうかお気をつけください。
【※2024/2/19追記】第3回目の裁判の結果
第3回裁判は「代弁準備」という、原告・被告代理人と裁判官のみで行われるもので、一般の人の傍聴は不可であったとそうです。
第2回目の裁判で出されたぶんか社側の「出版社に作家を守る義務はない」(…)というモラルもクソもない主張に対する合田先生側の反論が提出されたとのこと。
裁判の内容は東京地方裁判所で閲覧請求が可能、訴状やぶんか社の反論・証拠などの書面を読むことができるそうですが、今後合田先生もブログで詳細を説明してくださるそう。
ぶんか社側から提出された証拠には、『小悪魔教師サイコ』原作管理会社社長から文化社担当編集にあてられたメッセージも数点含まれており、合田先生ご自身も知らされていなかった事実もあったそうで…。
長い期間を裁判と向き合って、合田先生もかなり疲労されてると思うんですよ…どうか一人で思い詰めることだけは避けていただきたいです。
次回は3月28日、再び弁論準備が行われるとのことです。
【※2024/3/30追記】第4回目の裁判の結果
3月28日に行われた第4回裁判の報告が合田先生のブログにて発表されました。
変更となった裁判官の方が今回の件に感心を持たれているとこのこと。
合田先生は他にもう1記事ブログを更新し、こちらでは裁判前と後では相手の言い分が大きく変わっているそうで…。
次回の裁判は2024年5月10日の11時から。
高野ヒノ氏
高野ヒノ氏はpeep版(フルカラー縦読みマンガ)『小悪魔教師サイコ』作画担当。
【おしらせ1】
— 高野ヒノ (@mas1222_m) August 25, 2023
「小悪魔教師サイコ」縦カラーマンガ版がLINEマンガで配信開始しました。
キャラクターデザイン原案とネームを担当させて頂いております。
※PR TIMESでは絵:高野ヒノと表記して頂いてます。
毎週水曜更新https://t.co/LT3f44CuEZhttps://t.co/cUAG2FnVhg
事件の経緯
元々は合田氏がぶんか社でコミカライズを手掛けていたが、『小悪魔教師サイコ』の原作管理会社「taskey」がe-Storyアプリ「peep(ピープ)」にてフルカラー縦読みマンガ化。
↓
フルカラー縦読み版には合田氏がぶんか社Verで考えたアイディアも使用されていたため、NGを出すも聞き入れてもらえなかった
↓
謝罪はあったようだが、その後も合田氏の模倣は続いた。
参考記事:ねとらぼ様(事件の全経緯が掲載されています)
↑のねとらぼ様の記事では合田氏自身が事件の経緯を描いたマンガも掲載されています。
合田氏はずっと一人で悩まれていたのかと思うと、とても心苦しいです…。
1つの原作にコミカライズが2つという作品は、アニメ化も発表された『薬師のひとりごと』の他にもあったのですね。
ねこクラゲ氏の方は例の件以降、「脱税版」という不名誉な名称が与えられるように(苦笑)
先日、きらら系の漫画家さんも編集部とのトラブルがあったと声明を出されていました。