『世紀末リーダー伝たけし!』や『トリコ』の原作者である島袋光年先生(通称「しまぶー」)の描いた新作読み切りがヤバすぎると話題を呼んでいます…!(笑)
以下、島袋先生の新作読み切りの一部ネタバレがございますのでご注意ください。
『トリコ』作者のヤバい新作とは?
『トリコ』作者島袋先生の最新読み切りのタイトルは『ヤバイ』です。
ヤバイ – 島袋光年 | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)
タイトルからしてもうヤバイんですね…w
ファンクラブの会員数が20億人を越える人気バンド「ザ・ヤバイ」(ボーカルがジョジョ4部の東方仗助似)は「影響力」の罪により死刑を宣告される。
(ザ・ヤバイのSNSフォロワー数は50億人であり、ちょっとしたことでもつぶやけば世界中に何かしらの影響を与えることができるため)
ザ・ヤバイの死刑が執行された後は、約10億人のファンが後追いをするであろうとAIが予想。
これはエラソーな人たちによる、何10年前から遂行されていた人類大量削減計画であった。ザ・ヤバイの影響力はその無慈悲な計画に利用されたにすぎないのである。
以下、物語の結末部分に触れた個人的な感想です【ネタバレ注意】
人類大量削減計画の中心にいたと思われる人物は、ザ・ヤバイのファンであった裁判長により殺害されてしまう。(裁判長もその後自害したと思われる描写が)
ザ・ヤバイ側もまた、とある計画をずっと抱えており、それが彼らに死刑にの判決をくだした者たちと真逆である「人類救出計画」であった。
それは超巨大人工惑星「ヤバイ」を打ち上げるというもの。
その後、遠い未来で親子がハート型の星「ヤバイ」を見上げながら、「あれは遠い昔、宇宙一のスーパースターが数億人ものファンと一緒に作った星」だと語り合っている。
ザ・ヤバイたちが飛び立った後の地球は戦いが発生し、人類のほとんどは死んでしまったという…。
う~ん、一見勢いのみにも見える作品ですが、なかなか深いものが隠されているというか…。
恐らくですが、ザ・ヤバイと数億人のファンは新たに誕生したヤバイ星でその後は各々の寿命が尽きるまで幸せに暮らせたのだと思います。
戦いがしたい人と、そうでない人たちの末路について描かれたこの作品には、そういったメッセージが隠されているような気がしてなりません。
最後に登場する少年が「芋虫のチャーハン」をごちそうだと大喜びしてる描写にも、なんだか考えさせられるというか。
(それか、『トリコ』の芋虫のチャーハンが出てきて、それのセルフパロディとかだったらすみません)
『トリコ』は長らく「ジャンプ」の看板作品として君臨していた作品ですね。
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『BUILD KING』は『トリコ』後の島袋先生の連載作品。
打ち切り短期で終了してしまったようで、私も連載していることを気付きませんでした…(すみません)
『世紀末リーダー伝たけし!』は島袋先生の初連載作品。超読んでました。
学生の時、別にオタクでない友達(女子)も読んでいて一緒に盛り上がったことがあるので、それだけ多くの人の心に刺さる作品なんでしょう。
『たけし!』も、今からでもアニメ化したらいいんじゃあないかと思うのですが、色々と厳しかったりするのでしょうか。
(でも『るろ剣』は…)
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