名付けて『ジョジョビア』。(?)
※これより以下は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ、『岸辺露伴は動かない』シリーズのネタバレがあります。
アニメ『ジョジョ』シリーズは絶賛配信中です!
アニメ『ストーンオーシャン』の12話までのレンタルが開始されています。
『ジョジョ』第3部「スターダストクルセイダース」のOVAもレンタル可能!
第3部のOVAは現在ネット配信がされていないので、レンタルでの視聴がおすすめです。
☆関連記事☆
- 『ジョジョ』シリーズ全体の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
- 第1部『ファントムブラッド』の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
- 第2部『戦闘潮流』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
- 第3部『スターダストクルセイダース』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
- 第4部『ダイヤモンドは砕けない』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
- 第5部『黄金の風』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
- 第6部『ストーンオーシャン』の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
- 第7部『スティール・ボール・ラン』の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
- 第8部『ジョジョリオン』の小ネタ集・秘密・トリビア・雑学
- 『岸辺露伴は動かない』シリーズの小ネタ・秘密・トリビア・雑学
- アニメ『ジョジョ』シリーズの小ネタ・秘密・トリビア・雑学
『ジョジョ』シリーズ全体の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
『ジョジョニウム』にはすべての巻に、ネットでもあまり転がっていないジョジョキャラの裏話がたくさん掲載されているのでオススメです。もちろん荒木先生ご自身による解説ですよ。
一例
・リサリサは同じく師匠キャラである第1部のツェペリさんと対比して作成した(ツェペリさんは優しいが、リサリサはドS)
・カーズのあのラストシーンは「二度と帰ってこない」という意味
・ホル・ホースは仲間になる可能性があった
などなど、気になりすぎる情報が毎巻記載されています。
『ジョジョ』は全部で何部?
『ジョジョ』シリーズは2022年12月下旬現在、第8部までが完結しています。
第1部『ファントムブラッド』の連載が開始された年が1987年で、第8部の『ジョジョリオン』が完結したのが2021年だというのだから、まさに壮大な作品と言えるでしょう。
第1部から第5部(『黄金の風』・1995年連載開始)の間は、大きな休止期間もなく、立て続けに発表されています。すごいです。
これについて荒木先生は、「その当時は休んだら人間じゃないみたいな風潮があった」と振り返って述べられていました。漫画業界とはこうも恐ろしい世界だったのですね(笑)
そして、『ジョジョ』第9部の連載が始まることが、『ウルトラジャンプ』2023年1月号でついに発表されました。
(付録は『ジョジョ』のマルチケース)
どんな物語になるのか、今からとても楽しみですね!
『ジョジョ』シリーズの各部のタイトルは?
第1部『ファントムブラッド』
第2部『戦闘潮流』
第3部『スターダストクルセイダース』
第4部『ダイヤモンドは砕けない』
第5部『黄金の風』
第6部『ストーンオーシャン』
第7部『スティール・ボール・ラン(SBR)』
第8部『ジョジョリオン』
第9部『The JOJOLandS』
『スタンド』のネーミングの由来
スタンドとは人物の精神パワーが形となって現れたもの。
『ジョジョ』でスタンドが登場したのは第3部からです。
『そばに立つ』=という意味の『STAND』から『スタンド』と名付けられました。
そもそも『ジョジョ』って何?なぜ『ジョジョ』というタイトルなの?
『ジョジョ』というのは、『ジョジョの奇妙な冒険』の各部主人公の愛称です。
例えば第1部であれば主人公の正式名称は『ジョナサン・ジョースター』なのであだ名は『ジョジョ』となります。
第2部では『ジョセフ・ジョースター』、第3部では『空条(くうじょう)承太郎(じょうたろう』で、みんな『ジョジョ』と呼ばれても不自然ではない名前がつけられています。
『ジョナサン』の名前はファミリーレストランの『ジョナサン』で荒木先生が漫画の描くための打ち合わせをしていたためと長い間言われていましたが、実はこちらは荒木先生が主人公(ジョナサン)の名前を覚えてもらうために否定しなかった作り話です。
本当のところ、荒木先生は主人公の名前を覚えてもらえるように、名前の頭文字を同じにしたとのことですよ!
(画集『JOJO A-GO!GO!』収録の冊子「ARAKIHIROHIKO」より)
『ジョジョニウム』には、荒木飛呂彦先生ご自身から『ジョジョ』キャラの「制作秘話」が明かされています!
あまりネット上では語られていないレアな情報ももりだくさん!
第1部『ファントムブラッド』の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
第1部のキーアイテムである『石仮面』を作ったのは…?
第1部のキーアイテムである『石仮面』を作ったのは、第2部の登場人物にしてラスボスのカーズです。
なお、男性誌『UOMO(ウオモ)』の表紙で第5部ブチャラティが『石仮面』を持って登場したこともありましたが、こちらは荒木先生によると「深い意味はない」とのことです(笑)
第2部『戦闘潮流』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
シーザーの座りジャンプ
第2部の作中のなかでシーザーが『座ったままジャンプ』してみせるシーンがあるが、第1部でもシーザーの祖父であるツェペリ男爵(ウィル・A・ツェペリ)もこのジャンプを披露していた。
第2部のアニメのOPでも、シーザーは座りジャンプをしてくれています。
(シルエットでですが)
また、アニメオリジナル(アニオリ)として、シーザーもツェペリさんのように「パウッ!」と言っているシーンがある。
ワムウとの戦闘中でのことです、探してみてくださいね!
第3部『スターダストクルセイダース』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
空条承太郎の父親の正体
空条承太郎の父親の名前は空条貞夫。
奥さんのホリーさんがスタンドの影響でブッ倒れているというのに、どこで何をしているのかと思えば『ジャズミュージシャンなので演奏旅行中』とのことです。
承太郎は連絡したりしなかったんですかね?
現在みたいにスマホがある時代でもなく、海外に演奏旅行に行っているとなればなおさら連絡が取りにくかったのかなぁ。
第4部『ダイヤモンドは砕けない』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
吉良吉影は虐待を受けていた
吉良吉影は母親から「可愛がられすぎる虐待」を受けていたが、そういった吉良の裏側を描くと読者に吉良が同情してしまうため、作中には残せなかった。
なお、「吉良」という名前は「キラー」から。そこから荒木先生が「ジョジョ」のように合わせるのが好きなため、名前もにも「吉(影)」とつけた。
(以上、『ジョジョの奇妙な冒険』リミックスよりとのこと。
吉良が歪んだ人間になったのは生い立ちや何らかの理由があったが、当時の少年漫画にそれを入れられなかったということは、『ジョジョマガジン 2022 WINTER』にも記載がありました)
吉良吉影が主人公の漫画がある
吉良吉影が主人公の漫画は『デッドマンズQ』で、荒木先生の短編集『死刑執行中脱獄進行中』に2話分収録されています。
『ジョジョ』第4部の後の吉良吉影が描かれており、その設定は必見。
アニメ化して欲しいな~。
こちら↓の記事もどうぞ!
【ジョジョ】吉良吉影のその後が描かれた『デッドマンズQ』のアニメ化はいつ?【公式スピンオフ】
第5部『黄金の風』の小ネタ集!秘密・トリビア・雑学
ジョルノは最初女性になる予定だった!?
ジョルノが、というよりは、第5部の主人公は最初女性でいく案も荒木先生の構想にあったらしいことを、当時の担当編集さんが「ジョジョベラー」の付属冊子内で語られています。
第6部の徐倫以前にすでに女性主人公案があったとは、これ結構衝撃的ですよね。
ナランチャのネーミングの元となったのは…
ナランチャの名前はイタリア語で「1個のオレンジ」を意味する「uno ancia(ウノ アランチャ)からとのことです。
作中でミスタも数を数える時に「ウーノ ドゥーエ」って言ってましたね。
(ペッシに銃を向けながら)
ディアボロの出生(過去)・二重人格の秘密について
ほんの少し昔の物語 ~ぼくの名はドッピオ~
ディアボロは1960年なかば(原作では1967年で、アニメでは1965年)の夏生まれである。
イタリアの孤島のある刑務所で女性受刑者(アニメでは『受刑者696』と呼ばれています)が突然身ごもった赤ん坊こそがディアボロで、そこの女看守が言うには、受刑者696は昼間はけっしてお腹は大きくなかった(妊娠していなかった)という。
そこは女子刑務所だったので、看守も受刑者もすべて女性だった。
受刑者696は銀行強盗傷害の罪で実刑10年の判決を受けて、すでに2年間ここで服役している。
これらのことから、妊娠する隙などどこにもない。
この謎だらけの状況にたまりかねたのか、看守が「その赤ん坊の父親は誰か」と聞くと、受刑者696は「2年以上前に死んでいます」と答える。
(そう言えばワンピースのエースも長いこと母親のおなかにいたんでしたっけ)
ebookjapanでワンピース56巻をチェックするやがて受刑者は赤ん坊を産みましたが、赤ん坊の様子は何かおかしい。
というのも、その赤ん坊は生まれた瞬間から目が開いているし、ちっとも鳴き声を上げない。
さらに、瞬きをした時に赤ん坊の目の色が変わったことを、一人の女看守が目撃していた。
刑務所で子供を育てることは出来ないので、赤ん坊は女受刑者の故郷であるサルディニアに預けられることになった。
ミスタとリゾットの帽子の下
アニメ版において、ミスタの帽子の下の設定は決まっていないとのこと。
「絶対に帽子の下の髪を見せてはいけない」という決まりがあったとか。
リゾットも同様で、頭巾の下の髪型は特に決まっていなかったそうです!
(第5部『黄金の風』アニメが終了した後のイタリアツアーでのアニメスタッフさんのお話より)
超像可動 「ジョジョの奇妙な冒険」第五部 34.グイード・ミスタ&セックス・ピストルズ (荒木飛呂彦指定カラー) (再生産)
メディコス 超像可動 『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』 「リゾット・ネエロ」 約160mm PVC&ABS&ナイロン 塗装済み可動フィギュア
第6部『ストーンオーシャン』の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
第1話冒頭で徐倫が「マ…」をしてた理由
第6部の第1話では、「主人公は女性だけど、けして可愛い路線でいくのではない」ということ読者に示すために、徐倫たちに汚い言葉づかいをさせたり、肉体的な表現をさせているとのこと。
BUZZ rockin’on 2000年7月増刊号より。
「ストーンオーシャン」のスピンオフ作品がある
『ストーンオーシャン』特別読み切り『フジコの奇妙な処世術 -ホワイトスネイクの誤算-』収録!(2022年8月下旬現在単行本に収録されてません)
こちたのスピンオフ作品は徐倫のアヘ顔が描かれていたりして、結構エッ‼な感じにビビらされます。
(フジコという春画描きが登場する)
第7部『スティール・ボール・ラン』の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
大統領夫人のあの『オトナの遊び』は荒木先生と奥様の実体験から
大統領夫人(ファースト・レディ)のスカーレットがルーシーにせがんでいた『圧迫祭り』ですが、これは実は荒木先生の奥様の言動が元ネタであるそうです。
と言っても、スカーレットとルーシーが作中で行っていたあ~ん❤な行為ではけしてないそうです。
荒木先生はピンポンダッシュなどのイタズラを繰り返していた時期があったそうで、その頃に奥様が『おしおき』として荒木先生に向かってタックルをかましていたとのこと。
このタックルのおしおきのことを『圧迫祭り』と名付けていたそうで、その名称が第7部のスカーレットとルーシーの行為として使用されたのだと思われます。
(荒木先生の奥様の講演会での発言より)
第8部『ジョジョリオン』の小ネタ集・秘密・トリビア・雑学
(完結巻までのセットです。一気読みできる人うらやましい…!)
第8部のラスボスの正体と目的は?
第8部のラスボス『透龍(とおる)』は岩人間で、その目的は『新ロカカカの実』を収穫して大金を得ること。
以下が参考台詞です。
「一個億円設定で売ろうかと考えていたが
この世の裕福なヤツらはあれにいくらでも出すぞ
死や運命は平等ではなくなり
権力も!
あれならこの社会の勢力地図も一瞬のうちに変わるぞ
ビル・ゲイツとかいう人も買ってくれたりするかな
ちゅーことで…」
By透龍 『ジョジョリオン』単行本25巻 #102「ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛) その⑲」より
『岸辺露伴は動かない』シリーズの小ネタ・秘密・トリビア・雑学
こちらもどうぞ!
くしゃがら
『くしゃがら』とは、小説版『岸辺露伴は動かない』の短編集『岸辺露伴は叫ばない』に収録された物語のタイトルである。
「くしゃがら」はその中に出て来た「放送禁止用語」で、この意味を知ろうとした漫画家の志士十五(ししじゅうご)は性格が凶暴化するなど、取り憑かれるように奇行に走り出した。
見かねた露伴が志士十五をヘブンズ・ドアーで本にして、「くしゃがらという言葉を忘れる」と書き込もうとするが、「くしゃがら」という文字を書こうとしても、まるでインクが蒸発していくように書くことが出来なかった。
(やはり「くしゃがら」は本当に『使用禁止』の言葉であるため)
結局、機転を利かした露伴により志士十五は救われたが、「くしゃがら」という言葉の意味は最後まで謎のままでした。
この「くしゃがら」のエピソードは謎が恐怖を煽るタイプの秀逸な作品なので、ドラマ化も果たしていましたね。
志士十五役の森山未來さんの怪演が光り輝いていました。奇行に走っている時と、「くしゃがら」から解放されてスッキリとした時の演じ分けも素晴らしかったです。
「くしゃがら」の『袋とじ』
ヘブンズ・ドアーした志士十五の本の中には、怪しい『袋とじ』がありました。
黒くて粘ついていて、これが袋とじと呼べるものなのか戸惑ってしまうほど奇怪なものです。
この袋とじは今にも中から突き破って何かが出て来そうにうごめいていました。アムロなら「この袋とじ、動くぞ!」って言いますね。
「くしゃがら」の漢字
くしゃがらは漢字だと『苦遮牙羅』らしい、のですが、原作の小説やドラマ版ではこのような漢字は登場しなかったと思うので、『くしゃがら』を見たどなたかの創作では…と思うのですが、いかがでしょうか。
何が恐ろしいかって、「くしゃがら」のエピソードに感化されて『苦遮牙羅』という漢字表記の単語がネットに出回ってしまうことがとても恐ろしいです。
しかも、誰が言い出したかもわからないってとこがホンマにホラー。ヤメテヨ~。
「くしゃがら」の『嘘』
原作の小説およびドラマ版では、最後に「くしゃがら」にはある『嘘』があるということが明かされました。
それは「くしゃがら」という言葉は『代用の言葉』であるにすぎないということです。
というのも、正しい、『放送禁止用語』の言葉は他にあり、それは本当に『放送禁止』として使用することはできないため、「くしゃがら」という言葉をかわりに小説やドラマで使用してしまった…とのことなのです。
ほ、本当の『放送禁止用語』とは一体…!?
最後の最後まで我々を謎の恐怖に陥れることを忘れない、賞賛に値する作品だなぁと思いました。
アニメ『ジョジョ』シリーズの小ネタ・秘密・トリビア・雑学
アニメ『ジョジョ』第4部の小ネタ・秘密・トリビア・雑学
OP③『Great Days』映像の小ネタ
歌い出し(仗助がこっちに向かってあるいてくるとこ)の部分の町の場面には『「SC 1987 →」「← DU 1999」「GW 2001 →」』と書かれた標識が隠されている。
「GW 2001 →」にはてんとう虫のような絵も描かれており、「これは第5部アニメ化のフラグでは」と当時は騒がれていた。
確認するなら第4部アニメの27話が見やすいです。
(28話以降は色味等変更があるため)
(31日間無料トライアルでも、第4部のOPやアニメ本編ががっつり確認出来ますよ♡)