『無限の王』は『ジョジョの奇妙な冒険』第2部「戦闘潮流」のキャラ・リサリサが登場するスピンオフ作品。
『JOJO magazine 2022 WINTER』(ジョジョマガジンの第2号目)にて、第2話にあたる「ペルー編」が掲載されたので、今回はその見どころのご紹介です!
以下、『無限の王』(ペルー編)の全体的なネタバレがありますのでご注意ください。
『無限の王』第1話の紹介記事はこちら
『無限の王』第1話は『JOJO magazine 2022 SPRING』(ジョジョマガジン第1号)に、
『無限の王』第2話「ペルー編」は『JOJO magazine 2022 WINTER』(ジョジョマガジンの第2号)に掲載されています。
そして、ジョジョマガジンの3号目にはついに『無限の王』完結編が掲載されるとのこと。
ジョジョマガジン第3号目の発売日は2023年12月19日(木)です。
(ジョジョ第9部「The JOJO Lands」の第2巻と同時発売)
『無限の王』第2話「ペルー編」のおおまかなあらすじ
重要人物「アルホーン」の行方を探していたリサリサたちスピードワゴン財団。
アルホーンは残酷なやり方で、『矢』を使い「驚異の力」(スタンド能力)の適応のある者を探していた。
『無限の王』第1話で財団の一員となったオクタビオはアルホーンの接触に成功するも捕らえられてしまう。
オクタビオの相棒ホアキンはオクタビオが拘束されている場所に潜入。
そこで先に捕らえられていたリサリサの親衛隊の一人にして波紋の使い手の女性サーシャ・ロギンズと合流。
サーシャと同時にアルホーンに捕まえられていたグスターヴ・シャウロ・メッシーナはすでに息絶えていた…。
二人はかのジョジョ第2部に登場したメッシーナ&ロギンズ師範代の子孫であると考えられる。
(サッシーナが「リサリサとは祖父の代から交流がある」と発言しているため)
ホアキン、サーシェとオクタビオは合流するが、アルホーンの側近ドス・サントスと遭遇しバトルへと発展。
ドス・サントスは「森」を生み出すスタンド能力でオクタビオたちを圧倒する。
すでに矢で射られていたサーシェがスタンド能力を覚醒させたり、オクタビオの活躍(物理の力・つまり根性)でドス・サントスを戦闘不能に陥らせる。
しかし、最後にドス・サントスの放った『矢』がオクタビオとホアキンを貫いていた。
結果、ホアキンは「夜」を生み出すスタンド能力に開花。このスタンドこそが『無限の王』であることが示唆されている。
一方でオクタビオに「素質」はなかったそうで、治療のため左足の切断を余儀なくされる。
絶望に包まれたホアキンとオクタビオは、スピードワゴン財団を去ることを決意する。
ここまでが『無限の王』第2話「ペルー編」で語られたお話です。
締めにはハッキリと『To Be Continued』の文字が…。
(つまり、完結編へと続く)
『無限の王』第2話「ペルー編」の見どころ
ジョジョ本編からはロギンズ&メッシーナ師範代の子孫らしき人物が登場。
サーシェ・ロギンズもまた波紋の修行を重ねてきており、リサリサのマフラーに対し彼女は希少な素材を編み込んだ長いミサンガを使用するというのがおもしろいですね。
ドス・サントスとのバトルシーンは圧巻そのもの。
ドス・サントスは自身の能力で「気根」を伸ばしまくってオクタビオたちを追い詰めるし、サーシェはこの戦いの最中でスタンド能力に目覚めます。
正直、読んでいて興奮が止まりませんでした…!
そして、財団を去ることを選んだホアキンとオクタビオの「哀しみ」。
第1話から登場していて『無限の王』の主人公的存在でもある二人ですが、読んでいるうちに愛着が湧いてくるようなキャラクターです。
特に私は、言葉はしゃべることはできませんがかわいらしい性格をしているホアキンに感情移入しがちですね。
こういった『無限の王』オリジナルキャラの設定画も見てみたくて…荒木先生、描きおろしてくださらないかな~😆
サーシャのスタンド能力はまだまだ未知に包まれていますが、鳥の像(ヴィジョン)を持つ描写がされています。
波紋+スタンドのスタイルでの戦闘描写ですよ、これは胸が熱くなる…!
雛の状態から誕生し、康一くんと同じく成長系のスタンドだったりするのかな?
鳥の像を持つスタンドといえば、これまたスピンオフですが『恥知らずのパープルヘイズ』に登場するアンジェリカ・アッタナシオの『ナイトバード・フライング』を思い出します。
『ナイトバード・フライング』は相手を麻薬中毒に陥らせるというえげつない能力。
このスタンド攻撃を受けたフーゴは、アバッキオが警察官を続けていたり、ナランチャが学校へ通っていたり、ブチャラティとトリッシュがいい感じの幻覚を見るハメに…
(…これはこれで幸せだったりするのかな😅)
(本体が鳥そのもののスタンド使いならペット・ショップちゃんがいますけどね😅)
まとめ
登場人物はジョジョ以外のオリジナルキャラの方が多く、全体を把握しづらいため敬遠されている節もあるように感じる『無限の王』ですが、
(作者である真藤 順丈 しんどう じゅんじょう 先生の文章は洗練されており美しいのですが、特に意味のない語句にもやたらとルビが振られているのが私は少し読みづらかったです)
読んでみるとめちゃくちゃ面白い『無限の王』。
興味のある方は是非読んでみてくださいね!
『無限の王』第1話の紹介記事はこちら
『無限の王』第1話は『JOJO magazine 2022 SPRING』(ジョジョマガジン第1号)に、
『無限の王』第2話「ペルー編」は『JOJO magazine 2022 WINTER』(ジョジョマガジンの第2号)に掲載されています。
そして、ジョジョマガジンの3号目にはついに『無限の王』完結編が掲載されるとのこと。
ジョジョマガジン第3号目の発売日は2023年12月19日(木)です。
(ジョジョ第9部「The JOJO Lands」の第2巻と同時発売)