荒木飛呂彦先生原作『ジョジョの奇妙な冒険』第6部にあたる『ストーンオーシャン』。
第1話から第12話までのアニメオリジナル(アニオリ)部分の気になるところをまとめました!
以下の項目からはアニメ第12話までと原作版『ストーンオーシャン』の最終回までのネタバレがございますのでご注意くださいね。
(原作を『一巡』している人向けの記事かもです 笑)
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『ストーンオーシャン』アニオリシーン
第2話「ストーン・フリー」
グェスのその後
全身に包帯を巻いてグッタリとした様子のグェスはアニオリです。
画面に向かってお尻が丸出しで、パンティーも丸見えなんですが、なんというサービス(笑)
徐倫の『ストーン・フリー』から返り討ちにあい、反省しているところでしょうか?
よく見ると帽子も外していますね。
第3話「面会人 その①」
徐倫の台詞
たかりのターゲットにされている女囚に、逆転のチャンスをあげた徐倫。
その時に、徐倫が女囚にかけた、
「アンタを今いる場所から出すのはアンタだよ」
という言葉は原作にはないものです。
逆に原作にはあったけど、アニメではこの女囚がそのチャンスのためにトイレに向かうシーンがカットされていたのがちょっと残念かな…。
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14歳の徐倫
アニオリではないのですが、徐倫がサイフと車の窃盗を起こしてしまった14歳の頃のエピソードが原作よりかなり前倒しで挿入されています。
原作ではこの箇所は、ケンゾー戦とヨーヨーマッ戦の間のエピソードです。(カラー版単行本⑨巻収録「父・空条承太郎 娘・空条徐倫」)
アニメでのこの時点(第3話)では、まだ徐倫と承太郎は和解前(仮)で、和解(仮)している原作の部分とでは挿入する場所が違うとエラく印象も変わってくるエピソードだと思うのですが、後々なんかまた別の(アニオリなどの)伏線になってきたりするのでしょうかね?
この時に徐倫の母、つまりは承太郎の奥さん(嫁さん・妻)も登場しますが、本当に一体誰なんだ~。
(声優さんは生天目 仁美(なばため ひとみ)さん!)
第5話「プリズナー・オブ・ラヴ」
承太郎の口パク
ホワイトスネイクに見せられていた夢の中で徐倫は、危険は承知の上でまだ名も知らぬ少年(エンポリオ)を追う決意。
そんな娘のことを誇りに思う承太郎ですが、なぜかこの時、突如セリフが口パクに。
恐らく、ここで承太郎の台詞は後のシーンでも口にする
「だがわかる あれはジョースターの血だ
徐倫、お前のその精神力なら 無事に生き延びる…な」
という台詞かと思うのですが、また別なのでしょうかね?
ぼくの名前は…
第5話のラストでは徐倫とエンポリオの(糸越しでの)初対面が描かれていました。
この時に、徐倫から名前を聞かれて答えていたエンポリオですが、このやり取りに原作を読んだ方なら最終回のあの名シーンの部分を思い出してしまうと思うのですが(笑)、
よくよく考えてみれば、漫画の中では最初(徐倫と出会いたて)の頃にエンポリオが名乗るシーンってないんですよね。だからアニメではここに自己紹介のシーンを入れたのかと…というのは、ちょいと淡々としすぎている考察でしょうかね?
(そりゃあこの部分が伏線となるような壮大な仕掛けが最終回にあって欲しいと期待もしてますが!)
う~ん、意味合いは全然違うと思うのですが、名を名乗るくだりを先にここでやっちゃって良かったのかなぁと…。
第6話「エルメェスのキッス」
あのネズミの誕生日
スタンド『キッス』に目覚めたてのエルメェスが、自分の気はたしかか確認するために口にした台詞が原作とアニメでは違っています。
原作では、ここでエルメェスはミッ〇ーマ〇スの誕生日を唱えていますが、アニメではバッグス・バニーの誕生日に差し替えられていますwww
『ジョジョ』でも使用は駄目か、ミッ〇ーは~…(笑 アニメスタッフさんによる自主規制かもしれませんが)
ネズミがまさかの再登場を見せる、今後の『ボヘミアン・ラプソディー』の回の時とかはどうなるんでしょうかね?
ちなみに、バッグス・バニーとミッ〇ーは共演したことがあるみたいです。
だから差し替えるのにこのウサギが選ばれたのかな~。
第7話「6人いる!」
マックイイーンとエンポリオ
冒頭のアバンで、懲罰房棟にて徐倫とエンポリオの会話が挿入されている。
エルメェスが先の戦いの後で記憶のDISKを戻した時、マックイイーンは息を吹き返した。
ので、承太郎もDISKを取り返せばきっと助かるだろう、とエンポリオは言う。
マックイイーンのDISKは2枚ともエンポリオが保管していた(エルメェスが監房に持ち込むと身体検査で見つかるため)。
エンポリオは「スタンドのDISKは返さないが、記憶のDISKは後でマックイイーンに戻しておく」と、徐倫にDISKを渡す。
徐倫はそれ(記憶のDISK)を受け取りながら、「この中にホワイトスネイクや父さんのDISKに関する記憶も入ってるかも」と考える。
原作では徐倫が農場でエルメェスとしていた会話を、アニメではエンポリオも含めて…といった感じに変更されている…のかな。
第8話「フー・ファイターズ」
あらためまして
エートロの体で再登場したフー・ファイターズの台詞「F・Fって呼んでいいよぉ」がアニオリ。
たしかにアニメで音だけで聴いていると、突然徐倫たちがフー・ファイターズのこと「F・F」って呼んでもわかりづらいかもしれない。
逆にアニメでカットされているのは、エートロが使うトイレットペーパーの長さ(笑)や好きな俳優とその出演作品の映画名。
(原作では「フー・ファイターズ その③」のエピソードでハッキリと実在の人物と映画名が語られています)
第9話「取り立て人マリリン・マンソン」
エルメェスの思いやり
キャッチボールを始める前の、徐倫とエルメェスの会話が原作とビミョーに異なっている。
徐倫が承太郎のスタンドのDISKをFFに隠させたことに驚くエルメェス。
徐倫もFFがDISKをどこに隠しているか知らないが、「あたしはFFを信用しているし、ホワイトスネイクはFFが生きていることを知らない」ので、FFにまかせるのが一番安全だという。
ここで注目したいのが、「でももっといいのは、早くお前の親父に届けちまうことだろ」と徐倫の背に手を置きながら言うエルメェス。
エルメェスと徐倫の絆が深まっていることが感じられていいな~と思いました。
キャッチボールを始めるのを楽しみにしてるFFもかわいい。
あのキャラが再登場?
閉房時間になった刑務所内に七不思議おばさん(女囚パーマ・配膳係のおばさん)と、アニメの第3話で出て来た「たかられていた女囚」らしきキャラが雑談をしている。
たかられていた方の女囚は髪型が似ているのですが、第3話と髪どめが違うから別人かも?
同じ人物だったら、仲良さそうにおばさんやガラの悪そーな別の囚人と話をしているので、よかったな~と。
キャッチボールの相手
最後に徐倫の「あたしはキャッチボールの相手は指定しなかった 看守でもいいんだ」というセリフが追加されたため、オチがものすんごいわかりやすくなっています。
決着後に「ぃよっしゃあッー!」と言いながら出て来るF・Fや、颯爽と現れるエルメェスもアニメだけですね。お金舞ってるの見ていて気持ちいいなぁ。
第10話「サヴェジ・ガーデン作戦(中庭へ向かえ!)その①」
プッチのひとりごと
アバンタイトルでプッチが何か神聖そーな部屋でひとりごとを言っている。
「もちろん、ミラションの記憶DISKから私の記憶は消去してある。
ゆえに、誰も私にたどり着けない。」
と、原作ではミラションに話していた内容がここに挿入されてました。
「人と動物の違いは『天国に行きたい』と思うこと」、「人は『天国に行く』ためにその人生を過ごすべきだ、それが人間のすばらしさなのだから」ともここで言っていますが、こちらが前回の9話でミラションとの会話の際にカットされていたもの。
ポリ子の部屋
徐倫がエンポリオに誘われて初めて彼の能力の部屋(屋敷幽霊)が公開されますが、原作ではこの役割はサンダー・マックイイーン戦の時にエルメェスが行うものでした。
アナスイが最初から男の姿で登場していますが、すぐにどこかへ去っていきます。
この徐倫ともボーイミーツガール感がたまんないですね。
(アニメでは「アナスイは女でもいいんじゃあないかな~」とも荒木先生は言ったとかなんとか・『ウルトラジャンプ』のバックナンバーより)
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第11話「サヴェジ・ガーデン作戦(中庭へ向かえ!)その②」
オキシドールに二酸化マンガン
原作ではナレーションが行っている「消毒液(オキシドール)に二酸化マンガンを加えると化学反応で酸素が発生」という説明が、アニメではラング・ラングラー自身が発言している。
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第12話「集中豪雨警報発令」
DIO
おっ、DIO様が出て来た。
プッチとDIOの回想で、天国に行く方法は「それは1冊のノートに記録してある」ことがDIOの口から説明されている(原作ではプッチのモノローグになってる)。
また、「今度エジプトに来るといい」等の台詞も追加。
「DIOが天国へ行く方法を記録したノート」を復元したという体裁で書かれたのが、西尾維新氏による『ジョジョ』スピンオフ小説の『JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN』です。
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【ジョジョ】第3部をDIO目線で描いたスピンオフ・『JOJO’S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN』紹介
これは「ロードランナーだッ」(ローラーではなく)
FFのヒソヒソ話
最後の方(サヴェジ・ガーデンにDISKを届けた徐倫がこと切れた後)でFFがエルメェスに何やら耳打ちしているシーンが追加。
何を話しているのだろうと思ったのですが、エルメェスはそれまで中庭に青いケロやん大量に降って来たことに気付いてる素振りがなさそーなのでそのことかと。
でも、それを耳打ちで伝えるFFがかわいいですね。
搬送された徐倫と、それを見ているエンポリオのシーンもアニオリ。
その他
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