荒木飛呂彦先生原作『ジョジョの奇妙な冒険』のテーマは「人間賛歌」。
キャラクターの台詞の中や、荒木先生ご自身の解説をまとめてみました!
ツェペリ男爵のセリフ
「『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!『恐怖』を我が物とすることじゃあッ!
呼吸をみだすのは『恐怖』!
だが『恐怖』を支配した時!
呼吸は規則正しくみだれないッ!
波紋法の呼吸は『勇気』の産物!!
人間賛歌は『勇気』の賛歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!
いくらつよくてもこいつら屍生人は『勇気』を知らん!
ノミと同類よォーッ
仙道波蹴(ウェーブキック)ーッ!!」
Byツェペリ男爵 『ジョジョの奇妙な冒険』第1部『ファントムブラッド』 「切り裂きジャックと奇人ツェペリ その⑤」より)
荒木飛呂彦先生の「人間賛歌」
「はっきり言うと、この作品のテーマはありふれたテーマーーー『生きること』です。
対照的なふたりの主人公を通して、ふたつの生き方を見つめたいと思います。
『人間』と『人間以外のもの』との闘いを通して、人間賛歌をうたっていきたいと思います。
(後略)」
(『ジョジョの奇妙な冒険』単行本第1巻 カバーコメントより)
『JOJOVELLER』付属の「HISTORY」では、『ジョジョ』のコミックス第1巻から『ジョジョリオン』第4巻までの荒木先生によるカバーコメントが掲載されています。
「ストーンオーシャン」からの「週刊少年ジャンプ」の巻末コメントも掲載されています。
「ファントムブラッド」から「黄金の風」の巻末コメントは『JOJO A-GO!GO!』に掲載。
荒木先生のお茶目なコメントは読んでて楽しいです。トマトの栽培日記とかね。
「人間と人間以外の戦い」は第8部「ジョジョリオン」でも踏襲されていますね。
「人間賛歌」は成り行きだった?
今や『ジョジョ』の伝説的テーマとして称えられている「人間賛歌」ですが、荒木先生によるとこちらは実は「成り行き」であったのだとか。
「コミックス1巻が出る時にコメントを書かなくてはいけなくて、それで思いつきで書いたのが”人間賛歌”。」
(『JOJOmenon』インタビューより)
それでも、どのように書いて良かった理由を、同『JOJOmenon』で打ち明けています。
この理由がまさに運命的というか、すごく『ジョジョ』らしくて感動するんですよね~。
『JOJOmenon(ジョジョメノン)』にはこのような『ジョジョ』に関する荒木先生への濃いロングインタビューが掲載されています。
興味のある方は是非チェックしてみてくださいね!
『ジョジョニウム』にはすべての巻に、ネットでもあまり転がっていないジョジョキャラの裏話がたくさん掲載されているのでオススメです。もちろん荒木先生ご自身による解説ですよ。
漫画『ジョジョ』シリーズは電子書籍版も配信中です。カラー版もありますよ。
アニメ『ジョジョ』シリーズは第5部までは31日間無料トライアルでも全話見放題で視聴が可能です(第6部と『岸辺露伴は動かない』は現在ポイント制)


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第3部のOVAは現在ネット配信がされていないので、レンタルでの視聴がおすすめです。
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