【ドラマ化するかも?】『アスペル・カノジョ』紹介 | コーヒーガムとイチゴのケーキ
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【ドラマ化するかも?】『アスペル・カノジョ』紹介

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「ドラマ化しそう」というのはあくまで私の考えですが、『アスペル・カノジョ』のご紹介です。

この作品にはWikipedia(ウィキペディア)的なものがないなぁ~と思ったので…(私の執筆力不足ゆえに)そこまで本格的な記事に仕上げることは出来ないかもしれませんが、よろしければどうかお付き合いくださいませ。

※以下の項目からはネタバレがございますのでご注意ください。

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『アスペル・カノジョ』基本情報

原作/萩本 創八先生、作画/森田 蓮次先生

1巻の発売日:2018年7月11日

出版社:講談社

総話数は全100話で、単行本は全12巻。

『アスペル・カノジョ』あらすじ

新聞配達と同人誌の作成で生計を立てている青年『横井拓』は、自分のファンである、と突然家に訪れた女性『斉藤恵』に戸惑う。

彼女は「他の人間」とは言動が大幅に常軌を逸していたからだ。

横井と斎藤さん、二人の「生きづらい人間」が生き方を模索していく物語。

『アスペル・カノジョ』登場人物

横井 拓

新聞配達と二次創作(版権作品)のエロ同人誌で生計を立てている男性。

人付き合いが苦手で、親との交流も苦痛に感じたため、高校卒業後すぐに家を出る。

ペンネームは「下水星人」で、オリジナル作品も執筆をするが鳴かず飛ばず。

しかし、「脱落した者のその後」を描いた内容のオリジナル作品を描いている時の方に充実感を感じるらしく、本人曰く「無駄な時間」を費やしてでも執筆に励んでいる。

イジメを受けていたことはないが孤立していたそうで、その体験をぶつけた作品に斉藤さんはいたく共感を覚えた。

自閉的な主人公の作品を執筆しがちな傾向だが、なぜそのような内容でばかり描くのかと聞かれれば「そんな話が見えているから、としか言えない」とのこと。

自分のことを慕い切っている斉藤さんにすらドン引かれるほどの性癖を持っている(笑 それを問い出された際には涙を流すほどまで言ってしまったことを後悔していた)。

斉藤 恵

横井のオリジナル作品『内外開拓』にいたく惹かれ、アポなしで突然地元の鳥取からバスで12時間かけて東京の横井の元まで訪れた18歳の女性。

横井のブログにUPされた外観の写真だけで横井の住む家を割り当ててやって来た。

過去にクラスで無視を受けており、横井の描いた『内外開拓』のリアルな内容に共感して「100回読んだ」とのこと。

手首にはためらい傷があり、教師にも無視されたため高校は二年で中退。

後一週間通っていたら高校で首を吊っていたかもとのこと。

精神障害者であることを正式に診断されているため、保健福祉手帳を所持しており、薬も飲まなければ不安定になってしまう。

過去に父親から叱られた際に犬小屋に入れられていたために犬が嫌いで、外で犬が駆け寄って来ようものなら、近くに飼い主がいようと容赦なく蹴り飛ばす。

銭湯では騒ぐ子供を躊躇なく足を引っかけて転ばせていたが、これは後で後悔するとはわかっていても、頭がカッとなると抑えられなくなることから。

文句を言ってくる母親のことも思い切り平手打ちをしては銭湯中の人々を唖然とさせていた。

テレビは見ない。自分が取り残されているようで不安になるため、ニュースや世界の情報は見たくない。

相馬

横井の新聞配達のバイト先の先輩。

横井曰く「体調を崩すと代ってくれるすごくいい人」だが、斉藤さんは初対面で「嫌い、大嫌い」と判断。

横井が「むちゃくちゃいい人だよ?」と言おうと「性格は関係なく、なんか嫌い」とのこと。

横井がボロ家に住み続けることを言われた時に言い返してくれるの見ていたが、それでも斉藤さんは相馬のことを「やっぱり嫌い、なんか合わない」と意見していた。

清水さん

横井と同じ新聞屋に務める女性。夕刊担当。

元看護士で、現在は育児がキツいために病院を休んでいる。

育児のために心身共に余裕がなく(育児ノイローゼ)、人と接することなく出来る仕事がいいと、夕刊の3時間だけ新聞配達をしている。

斉藤さんは横井に「この人(清水さん)と話さないで」と、本人の目の前で彼女を拒否した。

その理由は「この人は横井さんを好きになる」からで、清水さんが既婚者であろうと「そんなことは関係ない、こういう人を横井さんは助けようとする」と全力で横井に離れて欲しいと説得しようとしていた。(そしてついに、斉藤さんは横井を殴ってしまうまでに至る)

なお、清水さん自身とその子供も発達障害であることを相馬に告げている。

そのことが理由になるのかは不明だが、横井が変態的な性癖を持っていることをすぐに見抜いていた(笑)

高松さん

横井と同じアパートに住む女性。

セックス依存症に悩まされており、朝起きた時に隣に男がいないと死にたくなるとのこと。

金を渡して関係を持ってもらったり、カウンセリングの費用もかかるためボロアパートに住んでいる。

(ボロい建物のため、行為の最中の声はアパート中に丸聞こえ)

餓死山さん

横井のエロ同人誌の読者。

ネット越しに横井の同人作品に過激な言葉でアドバイスをするが、斉藤さんによると「この人は女性」とのこと。

女は男とは異なる独特な鋭さがあるそうだが、斉藤さんの場合は障害がそれをさらに何倍もなっていたそうで、餓死山さんを女性だと見抜けたのだとか。

斉藤さんの「発達」について

斉藤さんの他の人間とは少し変わった様子が描かれつつも、その「発達障害」について語られるのは物語が18話進んでから。

斉藤さんが拒否した相手の清水さんの口から語られることになります。

発達障害と言っても、その種類はたくさんあり、症状について説明するのは難しい。

発達障害は10人いればその症状は10人とも異なるが、大体共通しているのは「他人の反応を想定出来ない」ということ。

相手の反応を想定することができないため、失礼な事や話の流れと関係ないことを言ってしまったりする。

そうして誰からも距離を置かれてしまい、次第に人と接することが怖くて仕方がなくなる。

発達障害者の恐れる周囲を肉食獣に、斉藤さん自身を赤ん坊に例えるとし、そこに斉藤さんを守ってくれる木が生えて来たとしたら、もうその頼もしい木に崇拝レベルで頼ってしまうと清水さんは語ってくれました。

その他

俺たちは変なのではなく、〇〇

自分だけ他の人と話が出来ない斉藤さんのことを「それは選ばれた者にしか経験出来ないことだ」と彼女の頭をなでながら言う横井。そして、

「情報が多すぎるから頭の中が渋滞を起こしており、斉藤さんは強く感じすぎているため、言葉がうまく出せないだけ」であり、

「痛みを鋭敏に感じられるのは才能だから、俺たちは変なのではなく、天才なの」続ける。

横井さんのような人がもっといれば、斉藤さんのように苦しんでいる人たちももっと救われるのではないかと、希望を感じずにはいられません…。

 

今後も更新予定です。私の感想もいずれ書きたいです。現在まとめている途中…。

『アスペル・カノジョ』は電子書籍版も配信中です。

紙の書籍はすでにプレミア値がついているようなので、こだわりがなければ定価で買える電子書籍版を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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