2021年12月27日に放送された『天才てれびくんhello,』の「岸辺露伴とジョジョ」特集を視聴しました。
とても面白かったので以下に内容をまとめさせて頂きますね。
(まだ「(今回の)『天てれ』を録画して見てないからネタバレはだが断る」という方は、以下ネタバレがありますのでご注意下さいッ!)
天才てれびくん 岸辺露伴&ジョジョ特集
以下、出演者さん達の敬称が略になる箇所もございます。
大変恐れ入ります。
まず、三人のてれび戦士達(セリナ、メイ、ショウタ)に「岸辺露伴とは何だと思いますか?」と問いかける司会進行のチャン・カワイ(Wエンジン)。
ショウタは四文字熟語と思ったみたいで、「岸辺でちょっとしめっていて、露出の露なんで」と答えていました。
チャンはそれについて「岸辺が露伴しちゃうみたいな」と突っ込んでいたのですが、岸辺が露伴しちゃうってどういう状態だw
そこに、ドラマで露伴を演じる高橋一生が別収録で現れ、露伴は漫画家であることをてれび戦士達に伝えます。
高橋さん曰く「露伴ちゃんはぼくが高校生の時に出会って、今なお 尊敬してやまない漫画家の先生です。」
一生さんの「露伴のことをちゃん呼び」が出ました。露伴先生への愛着が感じられてすごく素敵ですね。
今日の『天てれ』は「岸辺露伴についてより多くを知ってもらえたら」という特集とのことです。
次に、特別ゲストとしてお笑いコンビの方のスピードワゴンさんの小沢一敬(かずひろ)さんが登場します。
登場時にアニメ『ジョジョ』第1部の主題歌である「ジョジョ~その血の運命~」が流れたのはやはり「スピードワゴン」だからでしょうか?
(…と思ったけど、スピードワゴンさんは2部にも普通に出てるし、財団の名前やったら6部にも出てきますね^_^;)
「『ジョジョ』とはどんな漫画なの?」と聞かれた小沢さんは、
「つらいこと、こまったこと、なやんだことがあったら、ジョジョを開いたら大体答えが書いてあります。今日はそのみりょくをつたえにやってまいりました」と回答。
このことについてショウタは「(『ジョジョ』は)人生ガイドブック?」と言ってましたが、良い例えをするじゃあないか…!
小沢さんとハンバーグ師匠の「スピードワゴン」というコンビ名は、やはりスピードワゴンさんから拝借したってWikipediaに書いてました~。
『アメトーーク』の『ジョジョ芸人』でそうおっしゃられていたそうですよ。
『ジョジョ』の基本の開設
スタジオに小沢さんも招いたところで、『ジョジョ』の基本について解説が始まります。
「ジョジョは因縁の邪悪な敵を倒すために主人公のジョジョが仲間と共に敵とたたかう物語。」
第8部(『ジョジョリオン』)までの主人公が描かれたパネルが出て来ると、
「この中の誰がジョジョなんだと思うでしょ?実は全員がジョジョです」と明かされます。
ジョジョって愛称で呼ばれなかったキャラもいるな~なんて思いながら見てました(笑)
さらに小沢さんは、
「敵が強すぎて戦いがなかなか終わらないから でも、人間は年を取ると死ぬじゃない。
そうすると初代ジョジョ 子孫のジョジョってどんどん続いていって、世代広大しながら戦いが続いています。
そしてこの戦いは100年以上続いています。」
と、てれび戦士達にとってわかりやすいような説明を続けます。
チャンさんも「そうなんだ」と言っていましたが、チャンさんもジョジョ未読なのでしょうかね?(是非読んでみて下さいね💗)
『ジョジョ』の単行本は2021年12月現在全部で131巻。
『ジョジョリオン』も完結したところですし、なんかキリがいいですね。
(『ジョジョリオン』ってついこないだ完結したのかと思っていたのですが、終了は2021年8月でした。もう4ヶ月も経ってたのか…第9部も待ち遠しいですね。)
「戦い続ける一族の壮大なストーリーだ」という木村昴さんのナレーションを挟み、小沢さんは
「人生なんて生きてれば1個クリアしたと思っても また新しい悩みとか敵が出て来る。
中間テストという敵をたおしても期末テストが待っている。
そんな時、『ジョジョだったらどうする?』って考えればクリアできる」
と続けます。
『ジョジョ』の主人公達がテストを切り抜けるシーンなんて見てみたいな~。
(やはりスタンドを駆使するのでしょうか 笑)
「ちなみに、そういう学校のシーンも描かれてる部がありますから。」と小沢さん。
4部のことですね。
この時、学生のキャラとして承太郎と仗助のイラストがピックアップされるのですが、てれび戦士の一人・メイちゃんが
「それ学生なの?すごくない?」
と発言したのでスタジオは笑いに包まれます。
確かに、承太郎達が学生のイメージだと言われても、現在の子からするとかけ離れていてピンと来ないかもしれませんけど!
(小沢さんいわく「たしかに。時代が時代やねんけども。」)
小沢さん「だからね『ジョジョ』を読んでいけば、人間としてパワーアップできること間違いないということを今日は伝えたいのよ」
『ジョジョ』を読んでパワーアップしたことか…。
私は東京で開催された『ジョジョ』のイベントに参加したいがために、地方から人生で初めて遠出というものをするようになったのですが、これもパワーアップの内に入りますかね?(知らん)
ここからは、知ればパワーアップ間違いなしの『ジョジョ』の世界を「心・技・体」の3つのポイントにわけて学ぶことに。
まずは「体」から。
「ジョジョの魅力の一つが、キャラクターのボディの美しさと言われている」と、ジョジョキャラ達のイラストが描かれたパネルが出されました。「ジョジョ立ち」の紹介です。
仗助の有名なあのポーズに小沢さんは、「カバンこうやる時に手がこうなることある?」と仗助の真似をしながらおっしゃってました。
「日常でなかなか見ることが出来ない、絶対することがないポーズでしょ」
「だからこそ、一度見たら忘れられないインパクトがある」
とのことですが、その通りですね…私はここでなぜか「リゾット立ち」の図が頭に浮かびました。
「独特なポーズについて荒木先生が参考にしているのは、何百年も愛されている美術作品のポーズ」であると、「円盤投げ」と「アポロンとダフネ」という題の像の写真が出て来ました。
そこで、てれび戦士達も『ジョジョ』に学んで、「記憶に残る自分らしいポーズ」を考えることになりました。
ショウタの考えたポーズは
「12巻くらいにいる!」
と小沢さんからコメントを受けていましたw
「ハンバーグを突き刺す動作」をジョジョ立ち風に披露した、てれび戦士のセリナはナレーターの木村さんから
「やっぱりセリナはスゲェーやッ!」
と言われてたのですが、ここだけ木村さんがペッシの口調で読んで下さってめちゃくちゃ感動しました…。
(知らない方へ:木村さんは『ジョジョ』第5部『黄金の風』のアニメでギャング組織の「暗殺チーム」に所属するペッシというキャラを演じられており、「やっぱり兄貴はスゲェーやッ!」という台詞があるのです。
セリナにした発言はその台詞をもじって木村さんが読み上げてくれたものなのです。
私は『ジョジョ』では第5部が一番好きなので(暗殺チームは箱推ししてます)、今回の『天てれ』の中ではここが一番感動しました。木村さんありがとうございます!)
てれび戦士達はみんな飲み込みが早く、それぞれジョジョ立ちの特徴を掴んだ様子でした。
それについて小沢さんは「てれび戦士マジで普通に波紋の一族」とコメントを出していましたw
お次は『ジョジョ』の名ゼリフで精神力アップを目指す「心」の教えです。
ここではドラマ『岸辺露伴は動かない』で露伴先生の担当を務める「泉京香」役の飯豊まりえさんが高橋一生さんの隣に登場し、露伴のお気に入りの台詞を発表しました。
飯豊さんの露伴のお気に入りの台詞は、
「漫画家のところに6分も早く着くなんて編集者として礼儀知らずってもんじゃあないのか」
とのことです。
「ぴったりに来いっていうとこがなんか好きです。露伴先生らしいセリフかなと思って」
とコメントしていましたが、飯豊さんの横で高橋さんが
「へんくつ!」
と露伴についてツッコミを入れていたのが面白かったですw
ここの台詞、漫画で初めて見た時から不思議に思っていたのですが、実際に漫画家さんとの待ち合わせに6分前に着ちゃなんかマズいんでしょうか??
次に、小沢さんが紹介したい露伴先生の名ゼリフをてれび戦士にクイズで出題します。
有名過ぎる「だが断る」のシーンです。
小沢さんは「ここに露伴の勇気と強い精神力があらわれています 超名セリフです!」と大絶賛!
第4部の漫画の中で、露伴が「だが断る」と言っているシーンのパネルが出されます。
このセリフは隠されていて、露伴は何と言ってるかを当てるのが問題です。
「正解だったら、君が次回の岸辺露伴だよ」
ということで、クイズが始まりました!
露伴がハイウェイに仗助を呼ぶように言われているシーンの問題ですが…
ショウタの回答は
「はい!呼びます!」
というもので、もちろんハズレ!
「そんな主人公嫌でしょ(笑)」と小沢さん。
この回答についてショウタくんは、
「自分は助かろうとするけど実は裏の手を使って的な」
と説明していたのですが…
頭いい回答だなぁと感心してしまいました。
心理戦が激しい『カイジ』とか読んでんのかな、などと思ってしまいましたよ!
メイちゃんの答えは、
「かわいそうだから無理」
というもの。
こんな発言をする露伴先生なら、問題なく仗助と素直に友達になれそうですねw
セリナの回答は
「断る」
で、近い!
この後、一生さんから正しい正解である「だが断る」が発表されたあと、アニメ版『岸辺露伴は動かない』の主題歌である『FINDING THE TRUTH』の一部が流れました。
『岸辺露伴は動かない』の世界観にピッタリな良い曲ですよ~、私も購入しました。
残すところ最後の学びは『技』。
岸辺露伴の持つあの技から学びます。
そう、『ヘブンズ・ドアー』の能力ですね。
ヘブンズ・ドアーの能力は「相手を本にして心を読む」ことと、もう一つ、「その本に文字を書けば操れる」ということ。
小沢さんに『ヘブンズ・ドアー』を発動した、という設定で、スタジオには小沢さんの心…のかわりに、小沢さんの経歴書が用意されます。
経歴書の一部をピックアップすると、
「1987年 中学生の時に「ジョジョ」に出会う」
…ということは、『ジョジョ』1部連載開始時にリアルタイムで読者だということでしょうか?羨ましいッ…!
「2005年 相方が突然「ハンバーグ」となのりだす」
こちら、笑いました、井戸田さんですねw
ジョジョとは全く関係ないのですが、井戸田さんことハンバーグ師匠は、実は歌を出していることが『アメトーーク 実は歌出してる芸人』で暴露されていました(笑)
『TOKYOハンバーグ』というタイトルの配信限定の曲で、2019年にかの川谷絵音さんの作詞作曲でリリースするも、当初はわずか249しかダウンロードされなかったそうです…。
『アメトーーク』で「ファミレスでももっとハンバーグでますよ」とハリセンボンさんに突っ込まれていて笑いました。小沢さんもPVとコーラスで関わっていましたね。
さて、てれび戦士に露伴の能力を体験してもらうため、小沢さんの顔が『ヘブンズ・ドアー』発動時のようになった、書き込めるパネルが登場しました。
小沢さんの顔がノートのようにめくれるそのパネルを見て、小沢さん自身も「ヘブンズ・ドアーだ!」と興奮したように叫んでました。
小沢さんの顔に書き込むことのテーマは「2022年の小沢さんの姿」です。
てれび戦士達は何と書き込むか考えるために、小沢さんに聞き込み(取材)を行います。
セリナは「ジョジョに出会う前と後で何か変わったことはありますか?」と問いかけていましたが、こちら、すごくいい質問ですね…!
この質問について小沢さんの答えは
「こういう時に人はこういうことを考えてるんだなとか、ちょっとだけ大人になって人と接するようになった」
というものでした。
相手の気持ちを知ろうとする力を手に入れたのです。
『ジョジョ』に出会って変わったことか…「ジョジョラーになってメイクが濃くなった」という人の話を読んだことがあります(笑)
その後、小沢さんは
「苦手な納豆を食べられるようになる」
と、てれび戦士全員から書き込まれ、華麗に「だが断る」と返答していました(笑)
ショウタには
「ジョジョブック(本)を作って大ヒット、芸人をやめて小説家になる」
と書かれていたのですが。「ジョジョブック」って一体どんなものなのかが気になりますw
こうして「心・技・体」全ての学びも終了し…
最後にてれび戦士達は
「岸辺露伴とジョジョについて学んでパワーアップできたか」
と聞かれます。
それについてセリナは、
「断るとか、自分の意志をはっきりしめしたり、ポーズとかも自分らしさを出していたり、そういうところを学びました」
そしてショウタは、
「言葉とかポーズとかがちゃんと人の心につきさされば成功」
と応えていました。
ものすごい理解力を持っている子達ですね。
ジョジョについての学びが!『言葉』ではなく『心』で理解できた!ようです。
そうして、ラストでは高橋一生さんにドラマの見どころを聞くことに。
一生さんは
「ぼく、怖い話とか不思議な話とかにものすごく子どものころ興味があったので、そういうことに興味があるみんなはきっと露伴ちゃんといっしょに冒険ができるんじゃないかと思います」
と、かっこ良く締めていました。
以上、『天てれ』の今回の「岸辺露伴&ジョジョ特集」、とても楽しませて頂きました。
NHKの他の番組では、『ねほりんぱほりん』の番組内で4部のトニオさんの姿をしたぬいぐるみが登場したり、はたまた同番組のTwitterではギアッチョについてつぶやいていたり(「根堀り葉堀り…」)、『もふもふモフモフ』という番組では5部の主人公・ジョルノ役の小野賢章さんがゲストに来た際には猫のおもちゃで「無駄無駄ラッシュ」を披露してくれたりと、きっとKHKにもジョジョラーさんは存在するのだと推測します。
やっぱり『ジョジョ』はスゲェーやッ…
というところで、この記事も締めさせて頂きたいと思います。
随分と長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました!