『ジョジョの奇妙な冒険』第8部「ジョジョリオン」に登場する「東方家の病気」についてのまとめです。
以下、ネタバレにご注意ください。
東方家の病気
吉良・ホリー・ジョースターの病
ホリーには人間が物に見えている。
看護婦がブーツに見えて履こうとしていたり、医者の白衣をエロ本と思い込んで開いていた。
医者が調べた結果、ホリーの体内は脳の一部、腎臓一つ、肺の一部、胆のうがない。
医者によると「どこかで一部が奪われた」としか言いようがなく、「病気というより人為的な形」であるとのこと。
これらのことが描かれているのは「ジョジョリオン」第4巻。後にホリーさんの病の原因はロカカカの実験の結果であることが発覚するのですが、それが4巻ですでに描かれていました。
憲助が定助を引き取った理由
憲助が定助を引き取った理由は、憲助には吉良が『病』を治すなんらかの方法を見つけたと考えたため。
吉良は治療法をみつけてなぜ死んだのかは謎。定助の中にその答え(希望)を残して死んだと考えたため、憲助は定助を引き取った。
憲助は定助の中の吉良に期待している。
(憲助は壁の目の融合の力を知っていたので、そこで死んでいた吉良と誰かが融合して定助になったことは理解している)
東方家の病
東方家の病は先祖から続いており、どんな医学でも克服できておらず、これからも続く。
「東方家の一番目の子供は呪われていて、代々怖ろしい病気になる。」
「身体の皮膚が木の皮みたいに硬くなる病気で、記憶もだんだんなくなって、最後は石になって死ぬ。」
「身体も皮膚の下も口の中も眼球も石みたいになった。意識も記憶も痛みもあったが、そのうち失われていった。」
憲助の病は、憲助の両親が死と引き換え(『等価交換』)に治してくれたし、憲助も家族のためにそうすると考えている。
「憲助」は先祖の名を引き継いだ名前(「4代目憲助」)であり、本名は「常助(じょうすけ)」。母親の名前は「伴子」。
震災が土地で隆起する前も、東方家の土地には『等価交換』が行われる場所があった。
誰と決まっているわけではないが、長男を守るためにそうではない身内の誰かが病気を『等価交換』する。それが東方家の先祖代々自然に行われてきた習わし。
(「ジョジョリオン」第7巻より)
ジョニィ・ジョースターの伝説
ジョニィと妻の理那は大西洋を渡る客船の上で知り合った(おそらく、第7部のラストで二人が乗っていた船のこと)。
幸せな生活を送っていたが、何年か過ぎた頃に理那を原因不明の病が襲う。
初めは記憶が少しずつ無くなり、思い出したり忘れたり。
そのうち、命に関わるほど重くなっていった。皮膚は折り紙のように線が入り、固くなっていった。
ジョニィは『遺体』の力で他の誰かに理那の病気を移そうとするが、よりによってその相手が二人の息子のジョージだった。
そのため、次にジョニィは自分に病を移して自殺した。
(「ジョジョリオン」第5巻より)
東方家の魔除け
東方家は代々魔除け(まよけ)を信じており、長男が生まれると『病気の魔物』をだますために12歳まで女の子の姿で育てられる。
現在はつるぎがそうであり、憲助や1代目ノリスケもそうだったらしい。
(「ジョジョリオン」第6巻より)
(完結巻までのセットです。一気読みできる人うらやましい…!)