2022年9月4日に放送されたアニメ「サザエさん」のエピソードのうちの1編「ノリスケ出入り禁止」についてまとめました。
脚本は「全自動卵割り機」と同じ雪室俊一さん。
ノリスケが出入り禁止になった理由は？
ノリスケが磯野家に出入り禁止になった理由は、
これまで会社をズル休みするのに、磯野家を利用していたことがバレたため。
波平さんは怒ってノリスケに磯野家への出入り禁止を言い渡します。
流れと致しましては、
ノリスケが（波平の急病で）病院に寄るために会社に遅れると電話する
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伊佐坂先生がノリスケの会社に電話し、波平が急病になったことを知る
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伊佐坂嫁のおカルさんがフネさんに慌ててそのことを伝える
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驚いたフネが波平の会社に電話、もちろん波平には何事もなく、元気そのもの
（『ノリスケ出入り禁止』のタイトルコールとキャストクレジットが挟まれる この部分ってなんか名称があるんでしょうかね）
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夕方、磯野家の茶の間にノリスケが召喚されて尋問タイムへ。
波平を急病に仕立て上げたのは、「会社を休むのにうまい理由が見つからなかった」ためとのこと。
聞けば、すでに親戚中を（休む言い訳として）入院させてしまっており、あと理由に使えるのは波平とフネであった。サザエはすでに利用済み。
ノリスケのクズな言い訳とは？
波平を急病にしたことについて問い詰められたノリスケは、
「だいたい、（会社の）編集長が伊佐坂先生に電話なんてしたからこのような騒ぎになった」
と、クズにも程がある言い訳を展開。
さらには
「おじさん（波平のこと）も、ズル休みをしたい時は僕を使ってくれて構いませんから」
と大胆な発言をブチかまします。（なぜかウインクをしながら）
これには、ついに波平もキレて「バカ者！」。
かくしてノリスケは当分の間、磯野家への出入り禁止を言い渡される運びとなったのでした。
ワカメちゃんの作文
ノリスケへと出入り禁止が言い渡されるのを「ざまぁ」とばかりに笑顔で見守っていたサザエをはじめとした大人組とは異なり、一人ノリスケのことを心から心配していたのがワカメちゃんでした。
「『当分』出入り禁止とは言うけれど、当分とは何日くらいのことかしら？」と問うワカメに対し、国語辞典を開くカツオ（珍しくおにいちゃんっぽいですね）。
「『当分』とは『しばらく』のこと」と辞書にありましたが、今度は「しばらく」が何日くらいなのか気になるワカメちゃん。
逆に辞書で「しばらく」を開いてみると、「『しばらく』とは『当分』のこと」と書いてあるのでした。
（本当かよw こういった部分が実にギャグマンガらしくて面白いですね。）
さて、ワカメちゃんは今回の騒動が発生する前にノリスケのことを作文に書いていたのでした。
その内容は、
「子供がそのまま大人になったような人であるノリスケおじさんは、いつもみんなを笑わせています」
という、本当にワカメちゃんの純粋な気持ちからくるノリスケをリスペクトしているもの。
ワカメちゃんはとにかくはやく「当分」の期間を経て、ノリスケが再び磯野家に出入り出来る日を心待ちにしているのでした。
この作文を読んだタイコさんは、
「私も初めてノリスケさんに会った時、心がパッと明るくなるような気持ちになった」と
まさかのオノロケを披露。（まさかここでオノロケが挿入されるとは微塵も思いませんでした）
ノリスケの出入り禁止は解除されたのか
サザエが「父さん（波平）にノリスケの出入り禁止の解除を頼んでみる」と提案するも、タイコさんは「いいえ、しばらくそのままにしておいてください」とまさかの拒否。
その場は「もう少し懲らしめた方がよさそう」という結論が下されたのでした。一旦様子見といったとこか…。
その後まもなく、磯野家に普通に侵入するノリスケの姿が！
ノリスケは「もう二度と親戚を急病になんかしたりしないよ！」…などといった悪びれた様子は全く見せず、「（出入り禁止の解禁は）僕が勝手に決めたんだよ」とのこと。
それにしてもこのノリスケ、ノリノリである…（ノリスケだけに）。
さらにノリスケは、「僕の辞書では『当分』の期間は10日か2週間」などと、口調だけはナポレオンのように達者ではあるが、中身は相変わらずのクズっぷり。
波平の許可もなく「勝手に（出禁の解除を）決めても良いのか」というサザエの疑問には、「僕とおじさんはツーカーですから」と平然と論破。
ツーカー！なんとなく理解できるけど、正式にはどういった意味なのかはわからないなぁ…こっちこそ辞書を引いて欲しかったりして…(笑)
ツーカーと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、かつて存在した電話会社の「Tu-Ka」ですが（懐かしい！）、ここでノリスケが言っている意味としては、「つうと言えばかあ」のことで、
つうと言えばかあとは：互いに気心が通じ合って、ちょっと言っただけで相手の言おうとしていることがわかること。「―の仲」→つうかあ。（goo辞書より）
だってさ！
カツオによると「父さん（波平）はノリスケおじさんをもう許した、僕と父さんもツーカーだからそれがわかる」ということで、「ノリスケ出入り禁止」の話はこれにで閉幕、チャンチャン。
その他
以下は完全な余談・オマケ話です。
今回の話の中にはノリスケの麻雀シーンがありました。
アニメにも時々キャラ達が麻雀をしている場面が出て来ると思うのですが、これは漫画「サザエさん」をしっかり原作再現してくれているとも言えると思います。
漫画のサザエさん、想像以上に麻雀シーンが多いです。サザエさんが普通に麻雀を嗜むシーンを初めて見た時はビビリました、ちょっとカッコ良さすら感じたもんな…。
興味のある方は、原作漫画のサザエさんも手に取ってみてはいかがでしょうか！
（しかし、今回の話の中でノリスケが手に入れた商品のコーヒーセットのデカいことよ…(笑)
遊戯の内容に反して商品は至極健全なものだなぁ…w）
・今回のタイトルコールの部分でタマがメスネコと話しているらしきシーンが挿入されているのですが、まさか今回のノリスケ出入り禁止の話題をしているのではなかろうな…ネコの世間話にまで利用されるノリスケのクズっぷり、最高です(笑)
・地方によるとも思うのですが、今回の「サザエさん」の開始前にはUSJと呪術廻戦のコラボCMが流れていました。皆さんもご存じの通り、五条先生が一言くれるCMなので、中村悠一さんファンの私にはヤッホイ。
（「ノリスケ出入り禁止」は1本目に放送されたエピソードだったので、確認のために最初から巻き戻すたびに五条先生が魔貫光殺砲前のピッコロさんみたいなセリフを言ってくれる）
過去に「サザエさん」には櫻井孝宏さんたちもご出演されたことがありますが、
櫻井孝宏、諸星すみれ、桑島法子が「サザエさん」初出演！磯野家の岩手旅行エピソードに登場 | アニメ！アニメ！ (animeanime.jp)
中村さんもいつか「サザエさん」にご出演して欲しいなと思っているのは私だけではないはず…。
こちらの記事もどうぞ！
『ジョジョの奇妙な冒険』にもノリスケというキャラクターが登場します。
第8部「ジョジョリオン」にもノリスケという名のキャラは登場しますが、こちらの記事は第7部「スティール・ボール・ラン（SBR）」のご紹介。
