【#WF2022S 新作情報】
— メディコス・エンタテインメント_ジョジョ (@medicos_et_j) July 24, 2022
「ようこそ………
『男の世界』へ……………」
「『奇跡』か………
『奇跡』を信じる…………か」
『ジョジョの奇妙な冒険 第7部
スティール・ボール・ラン』
超像可動
「リンゴォ・ロードアゲイン」
「ウェカピポ」
2体の開発が決定ッ!!#jojo pic.twitter.com/iP9KNM9tmH
ウェカピポとリンゴォのフィギュア(超像可動)化決定おめでとうございます~!
おめでたさに今回はウェカピポというキャラについて振り返ってみたいと思います。
(リンゴォのこともいずれ記事にしたいと思いますので、その時はまた…「改めてよろしくお願い申し上げます」 笑)
※以下の項目からは荒木飛呂彦先生原作『ジョジョの奇妙な冒険』第7部「スティール・ボール・ラン(SBR)」のネタバレがございますのでご注意を!
ウェカピポの初登場は?
ウェカピポが初登場するのは「SBR」の単行本13巻に収録されている#51(第51話)「壊れゆく鉄球 レッキング・ボール その①」です。
まずはウェカピポの妹さんを絡めた過去のエピソードから語られます。
ウェカピポの職業は「ネアポリス王国」の最重要警備王族護衛官でした。
妹さんの結婚相手は裕福な財務官僚の青年で、彼を紹介したのは他でもないウェカピポ自身でした。
しかし、妹さんはその旦那から左目の視力を失うほどの虐待を受けており、ウェカピポは二人を離婚させるために旦那と『決闘』することになります。
「鉄球」を使っての決闘はウェカピポに勝敗が上がりますが、妹の夫の父親は国家にとって重要人物…身分が違いすぎるウェカピポは消されることになります。
ウェカピポはジャイロの父親から「死んだことにしてやるから、国外へ出ろ」と通告されます。
ウェカピポは一人残されることになる妹のために反抗しますが、結局は国外追放とされてしまったようです…。
ウェカピポとヴァレンタイン大統領
ヴァレンタイン大統領はウェカピポに、SBRレース第6ステージの聖なる遺体回収と、ジョニィやジャイロの抹殺を指令します。
それらが成し遂げれば、ウェカピポにはアメリカでの市民権と永住権、そして重要職の地位を与える条件と引き換えにです。
ウェカピポは感謝してその指令を引き受けます。
ウェカピポは祖国の妹はすでに亡くなったと思っているようで、後は自分が生きていくための資金と住む場所を手に入れて普通に暮らしていくことだけを望んでいたようです…。
ウェカピポの鉄球
ウェカピポもジャイロと同じく鉄球使いでした。
ジャイロに続いての鉄球使いの登場!これは盛り上がらざるを得ませんよね…!
さて、ウェカピポの鉄球はジャイロのツェペリ一族のものとは違い、王族の護衛のための能力を持っています。
その名こそが、「WRECKING・BALL(レッキング・ボール)」…『壊れゆく鉄球』です。
この鉄球一個の球体には「衛星」という小さい球体が14個ついており、この衛星もしくはその衝撃波に触れた者は「左側」の視界や肉体の感覚を認識することが不可能な『左半身失調』状態になります。
珍しい能力ですよね…ウェカピポはスタンド使いじゃあないんですが、強力な能力を使いこなしている人物であることには間違いありません。
マナキック海峡での戦闘
ウェカピポとその相方マジェント・マジェントはレース中のジョニィとジャイロを氷が覆うマナキック海峡で襲撃。
一つ一つ敵の利点を封じ込める戦闘法がウェカピポのやり方で、辺り一面が氷の世界であるこの場所ではジャイロたちは「黄金長方形」を見つけることが出来ず、不利な状態に陥ってしまいます。
(ああ~そっか~!って敵ながらウェカピポ側に感心してしまいました… 笑)
このような状況の中で、どのようにジャイロたちは勝利してみせたのでしょうか?
この決着のつき方がもうホントに見事で鳥肌ものなので、是非その目で確かめてみて欲しいです…!
この勝負の決着が掲載されているのは#54(第54話)「壊れゆく鉄球 レッキング・ボール その④」です。(『SBR』単行本14巻収録)
新たな目的
ジャイロにより、妹さんについてある真実を聞かされたウェカピポはその後、新たな目的を見出します。
それは大統領側に潜入し、命の危機が迫っているルーシー・スティールの護衛でした。
この後、ウェカピポはルーシーの夫であるスティーブンに接近するも、そこで再会したマジェント・マジェントとひと悶着ありつつ…(笑)
次にウェカピポが登場するのはヴァレンタイン大統領のスタンド『D4C』の能力の謎に大きく迫るフィラデルフィアの街です。
フィラデルフィアの戦い
かの名曲『チョコレイト・ディスコ』が頭の中で流れ出して止まらなくなるエピソードの箇所です(笑)
(なぜかは是非『SBR』を読んでご確認くださいね!)
『SBR』単行本17巻の#67(第67話)「D4C その②」にて、ジョニィとジャイロを見限ったウェカピポは、改めて誰の元につこうか考えます。
ついに姿を見せたヴァレンタインの目的はディエゴの持つ左眼球の遺体と、邪魔なものを皆殺しにするという、すべての後始末でした。
結局ディエゴとともにヴァレンタインの襲撃に立ち向かうことになるウェカピポ。
しかし、ヴァレンタインの能力を見抜くためにディエゴによって利用され、そのまま…。
この時、最後にウェカピポの脳裏に浮かんだ描写が悲しすぎます…。
(ウェカピポの走馬灯は『SBR』単行本18巻#70(第70話)「D4C その⑤」)
ウェカピポの声優さんは?
ウェカピポは『ジョジョ』のゲーム「オールスターバトル」と「アイズオブヘブン」にも登場しており、声優さんは成田 剣さんが担当されています。
TVアニメ『ジョジョ』第5部『黄金の風』で暗殺者チームのイルーゾォを演じていた方ですね。
成田さんといえばみんなブライトさんというので、私も言っとく…(笑)
「機動戦士ガンダム」の初代ブライト・ノアを演じていた鈴置洋孝さんの後を成田さんが継がれて担当されています。
『閃光のハサウェイ』がついに劇場アニメ化されましたが、その主人公のハサウェイのお父さんこそがブライトさんですよ。
劇場版のハサウェイの声優さんはジョルノ(小野賢章さん)でしたね、色々とつながっているなぁ。
鈴置さんはOVA『ジョジョ』第3部で花京院役も演じておられました。
(ちなみにOVAのポルナレフの声優さんは森 功至さんで、初代ガルマ役の方でした。ブライトさんとガルマがここでも共演してた!)
ウェカピポの元ネタは?
ウェカピポという名前の由来は、ヒップホップユニットの『SOUL’d OUT』の「ウェカピポ」という曲が元ネタではないかと言われています。
SOUL’d OUTは劇場版『ジョジョ』第1部『ファントムブラッド』のテーマソング『VOODOO KINGDOM』を手掛けていますが、その縁で荒木先生も「ウェカピポ」をキャラの名前につけたのかもしれませんね。
『VOODOO KINGDOM』はディオの視点で書かれた歌詞だそうなので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか!
(余談ですが『ファントムブラッド』の映画、私も見たことないんだよな~…見た~い)
ウェカピポの名言
「雪が降ったのはなるべくしてなった奇跡なんだよ 偶然じゃあない 『選ばれた』…『奇跡』だよ ジャイロ・ツェペリ」
(『SBR』単行本14巻収録#54(第54話)「壊れゆく鉄球 レッキング・ボール その④」より引用)
ジャイロとの決戦で放たれた台詞です。ホンマこのバトル、名勝負ですよ。
「『ルーシー・スティール』か…一度も会ったこともない ただのちっぽけな女の子のために…この国を敵に回してしまった だがま…それもいいか……これでオレの気分もけっこう……清らかだ」
(『SBR』単行本18巻#69(第69話)「D4C その④」より引用)
聖なる遺体の正体は「清らかなものの象徴」と荒木先生が『SBR』最終巻(第24巻)の巻頭コメントでおっしゃっていたので、なんか深読みして思わず考察してしまいそうなセリフです。
単行本の巻頭コメントは電子書籍版では読めませんが、『JOJOVELLER』付属の冊子「HISTORY」に『ジョジョリオン』第4巻のものまでがまとめて掲載されています。ワオ!
まとめ
熱い戦闘シーンや悲しい人生を背負うウェカピポのことは、知れば知るほど好きになれると思います。
興味を持った方は是非、『ジョジョ』第7部『SBR』の世界に触れてみてくださいね!
アニメ『ジョジョ』シリーズは第5部まで31日無料トライアルでも全話見放題で視聴が可能です(第6部はポイント制)
第7部には過去の『ジョジョ』シリーズに登場したキャラと似た人物も出て来たりするので、『SBR』がアニメ化(未定ですが)するまでにチェックしてみてはいかがでしょうか?
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第7部以外の『ジョジョ』シリーズも電子書籍版が配信中です~。カラー版もあるよ。