※この記事には『ジョジョの奇妙な冒険』全シリーズのネタバレがあります。
以下もいきなり第6部「ストーンオーシャン」の結末（ラスト）の部分のネタバレがございますのでご注意くださいませ。
第6部も完結し、次にアニメ化が待ち望まれる第7部『スティール・ボール・ラン（SBR）』の見どころについてご紹介できればなぁと思いました。
アニメ『ジョジョ』シリーズは各部絶賛配信中です！
The JOJO Lands第1巻は発売中です！
1つ目のパラレルワールド
『ジョジョ』第6部の結末は、ラスボス・プッチ神父の手により地球の『一巡』が発動するというもの。
プッチ神父のスタンド『メイド・イン・ヘブン』の能力によって地球の回転は加速。
今昼だったと思えばあっという間に夜がきて、次の瞬間にはもう朝に。
加速し続けた地球はやがてある「到達点」に達し、『一巡』を迎えてしまいます。
（ゲームが好きな人には「2周目に突入」などというとわかりやすいかも？）
これによりそれまでの人類の歴史は一旦終結し、新たな地球では生き延びた人々は次に自分の身に何が起こるのかがわかっている状態に。
この「覚悟」ができている状態こそがプッチ神父の望んだ世界であるとのことですが、味方勢の中でただ一人生き残ったエンポリオがやっぱりそんな世界は間違いであると考えたのかこれを撃破。
結果、プッチが引き起こした『一巡』はなかったことになり、また別の新たなパラレルワールドが発生。
（この辺は原作者である荒木飛呂彦先生から明確な答えは出されていないので、見解は人それぞれかと）
徐倫たちと同じ魂を持つ存在とエンポリオは再会し、共に新たな冒険へと旅立っていく。
ここで第6部はおしまい。
続く第7部では、この第6部のラストで新たに生まれた世界を舞台に物語が繰り広げられているとも言われています。
（この辺も荒木先生は明確にはしておられない）
これが第7部に登場する1つ目のパラレルワールド。
2つ目のパラレルワールド
では、第7部に登場するもう一つのパラレルワールドはというと、ラスボスであるヴァレンタイン大統領がスタンド能力で移動しまくる世界のことです。
大統領ことファニー・ヴァレンタインのスタンドは『D4C』。
正式名称は『Dirty Deeds Done Dirt Cheap（いともたやすく行われるえげつない行為）』といい、略して通称『D4C』。
D4Cの能力は、自分や他者を別の並行世界（パラレルワールド）へ移動させることができるというもの。
発動条件は何かと何かの2つの物体で、移動させたい対象を挟めばOKです。
別の世界ではもう一人の自分なる人物がそれぞれ存在したりしていますが、能力の持ち主であるヴァレンタイン大統領以外がそれらと出会うと肉体を保つことはできません。
自分同士が接触すると、互いに崩壊してしまうルールなのです。
（同じ世界に同じ人物が2人といてはいけないからでしょうか…。）
では、大統領はこのD4Cの能力をもって、一体どんな野望を成し遂げようとしているのでしょうか？
それは是非、単行本（コミックス）を読んであなたの目で確かめてみてほしいです。
ヴァレンタイン大統領の、第7部主人公のジョニィですら「どちらが本当に正しいのか」惑ってしまったほどの執念を…。
紙版、文庫版、電子書籍版（モノクロとカラー）と、もはやいろんな形態が出ておりますので、どうかあなたのお好みのスタイルを！
