荒木飛呂彦先生原作『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」から、謎の敵スタンド『サバイバー』のご紹介です。
『サバイバー』は作中でもあのDIOから「最弱」スタンドであると言われており、ジョジョファンの間でも「一番弱いスタンドはどれか？」といった話題がされる際には必ず引き合いに出されるスタンドです(笑)
サバイバーの本体である『グッチョ』についても記載していますので、どうか最後までよろしくお願い致します！
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※以下の項目からはネタバレがございますのでご注意ください。
サバイバーが登場するのは何巻？
スタンド『サバイバー』の名が初めて登場するのは『ストーンオーシャン』のエピソード「看守ウエストウッドの秘密 その②」で、電子書籍版のモノクロ版なら5巻に、カラー版なら7巻に収録されています。
いきなり『サバイバー』と本体のグッチョがバアァーンと登場するのではなく、最初はDIOとプッチの会話の中からポッと出て来たものでした。
プッチが好奇心で「一番弱いスタンド」について尋ねると、DIOは「サバイバーというスタンドが一番弱いが、手にあまる」と返答。
この時に「名前は強そう」と返したプッチの対応がなんか微笑ましいです。
このシーンではDIOが船の模型を作りながらプッチと対話しているので、ちょっと日常的というか、第6部の物語的にはバリバリのバトル展開であるウエストウッド戦の合間だったりするのですが、ちょっと一呼吸つけるような場面にも思えたり…(笑)
そんな役割も担ってたりするシーンだったりもするのかにゃー、なんて思ってみたりして。
スタンド『サバイバー』の能力は？
サバイバーの能力は「本体の怒りの感情を電気信号化し相手に伝え、その闘争本能を呼び起こし好戦的にしてしまうこと」です。
怒りの電気が伝わった者は命が尽きるまで殺し合いを行ってしまうとのこと。なんて恐ろしい…全然最弱そうなスタンドとは思えないのですが…(笑)
サバイバーによって闘争本能を引き起こされた看守ウエストウッドは、なんとグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の懲罰房の牢屋を全開して囚人たちを解放し、「かかってこいや」とファイトクラブ宣言を高らかに行っていました。
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『サバイバー』には相手の筋肉の優れた場所（『長所』）や、逆に弱点が見えるようになる能力もあります。
この能力は普通に読んでいると、一見ウエストウッドのスタンド（『プラネット・ウェイブス』）のものかな？と思いがちなのですが、『ジョジョベラー』同梱されている「STANDS」のブックにはサバイバーの項目に記載がありました。
ジョジョベラーにはサバイバーを含め、第7部までのスタンドならすべてに荒木先生自身による解説が付いています。
（第8部「ジョジョリオン」は発売時期的に康穂ちゃんの『ペイズリー・パーク』まで）
『サバイバー』の本体は？
『サバイバー』の本体はDIOによると元々は「フランスの山小屋の主人」だったそうですが、その能力をプッチがDISK化し、改めてグッチョに投与したという経緯があります。
グッチョは婦女暴行と窃盗の罪により5年の刑期を持つ31歳の男囚。
頭のてっぺんが勢いよくハゲており、かつてのアルシンドを彷彿とさせる容貌をしています。
（余談ですがアルシンド氏は現在故郷のブラジルで農園を営んでいるとのことです）
作中ではアナスイに優しくされたかと思えば肉体を〇〇して〇にされていました。
（でも、本人は幸せそうにしていましたけどネ）
グッチョの声優は？
グッチョの声優は、『鬼滅の刃』我妻善逸役でおなじみの下野紘さん。
グッチョの出番は少ないので、セリフが少ししか聞けないもはもったいない？
なお、下野紘さんは過去にジョジョのゲームで第5部黄金の風のセッコも演じておられました。
その他
グッチョは直接徐倫たちとは戦わないキャラクターでした。
プッチ神父によりヘンデル作曲の『メサイヤ』のCDをDISKの代わりに入れられたグッチョの運命やいかに…？
チョイ役ですが、ストーリーに必要不可欠なグッチョに会いがてらに『ストーンオーシャン』のページをまくってみてはいかがでしょうか。
漫画『ジョジョ』シリーズは電子書籍版も配信中です。カラー版もありますよ。
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『ストーンオーシャン』特別読み切り『フジコの奇妙な処世術 -ホワイトスネイクの誤算-』収録！（2022年8月上旬現在単行本に収録されてません）
