『スピッツ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』2022年8月21日オンエア分の発言まとめです。一部書き起こし(文字起こし)あり。
漫遊前のスピッツの1曲
漫遊前のスピッツの1曲は、「スピッツの曲で『レゲエ風味』というと、もうこの曲しかないんだよね」とのことで「自転車」(『スーベニア』収録)。
「自転車」はレゲエ風味と紹介されましたが「スカとかロックステディっぽくない?とか言われるかもしれない」とマサムネさん。
ですが、スカとかレゲエとかロックステディというのは時代とかテンポによって判別するようで、「俺ね、あんまり詳しくないんでちゃんと理解してなかったりするんですよ。あくまでレゲエ風味ということでおおめに見て頂きたいと思っております」とのことです。
※ロックステディ…1966年から1968年の間にジャマイカで流行したポピュラー音楽の一種。 スカとレゲエの中間の時代に流行した。(Wikipediaより引用)
オンラインメンバーのス箱にてマサムネさんが訂正を入れられていましたが、スピッツの曲であれば「孫悟空」もレゲエ風味であるとのことです!
(「かわいそうな孫悟空。ごめん」と孫悟空に謝っておられるマサムネさんが可愛らしい)
「流れ星」(『花鳥風月+』収録)もスピッツのアマチュア時代は元々レゲエアレンジだったそうですが、音源になったものはまた異なるそうです。そうだったのか…!
「353号線のうた」は「花鳥風月+」で初めて聴いたのですが、もう、また良い曲を音源化してくださって、コノコノといった気分でした。是非まだ音源化されていない曲も発表して頂きたいですっ…!
レゲエ風味のロックナンバーで漫遊記
「So Lonely」 The Police
マサムネさんによると、「世代的にレゲエ風味のロックというと、まず俺はポリスかな」とのこと。
「特に初期のポリスは独自の解釈でレゲエのビートを取り込んでて、ポリス節っていう感じですかね。
この「So Lonely」みたいに、Aメロでレゲエっぽいビートで聴かせて、サビで8ビート、疾走感で盛り上げるパターンが多いですね、「孤独のメッセージ」もそうですけどね。」
とお話されていました。
スピッツでいうと「8823」もThe Policeの影響の下にある曲だそうです。そうなのか…!
「8823」は『隼』(かっこいいアルバム)収録の、スピッツのライブの大定番の曲。
「君を自由にできるのは宇宙でただ一人だけ」という歌詞には何度助けられたかわかりません…。
「『So Lonely』のプロモーションビデオ撮影は、東京都営地下鉄浅草線の地下鉄車内や駅構内で行われた。」とのこと。Wikipediaより。
「 I Shot The Sheriff 」 Eric Clapton
まずは曲のタイトルのお話。
「言いにくいんですよ、『アイ・ショット・ザ・シェリフ』、ザとシェリフの間を開けるといいかもしんないですね。
あの、きゃりーぱみゅぱみゅと言う時に「ゅ」を大文字にすると「きゃりーぱみゆぱみゆ」って言いやすくなるんですよね、ちょっと横道反れましたけど。」ふふw
ボブ・マーリーのカバー曲で、曲の「♪ I Shot The Sheriff ~」の部分は「『あいさつしてね』って替え歌にして歌っていましたが」っとさらっと言った後に曲に入ったので、もうずっとその部分が「挨拶してね」としか聴こえませんでした…(笑)
これ「空耳アワー」では。タモさんもマサムネさんからハガキをもらえば喜ばれると思うのですが、いかがでしょうか。「スピッツから来たよ」とか。
「 I Shot The Sheriff 」のコーラスに参加していて、マサムネさんも好きだとおっしゃっていたのはシンガーのイヴォンヌ・マリアンヌ・エリマンさんでしょうか。
ロックミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』で有名であるとのことです。
リスナーさんからのおたより
マサムネさんのマイクスタンド
リスナーさんからの「コロナ前、スピッツのライブでマサムネさんのマイクスタンドがストレートだったけど、コロナ以降はブームスタンドっていうんですか、それに変わってますよね。何か違いはあるのかなといつも気になってます。マサムネさんだけストレートスタンドだった理由がもしあれば教えてもらえると嬉しいです」という質問に、
「ブームスタンドというのは途中でジョイントで曲げられるヤツ」で、
「ストレートスタンドだとかっこいいんだけど、ロックっぽい気がしてて、それでこだわって使っていたんですけど、どうしてもね、姿勢がね、前かがみになってしまうんですよ。
歌いながらギター弾いてると。なので、最近ブームスタンドに姿勢のことを考えて変えちゃいました。
ギターがなければね、ストレートスタンドで矢沢永吉さんみたいに歌いたいんですけれども(笑)、ギターを弾きながらどうしても歌うとなると、もう若くないっていうのもあるんですけれど、極力体に負担がかからないやり方を最近は選んでいます。
あんまりこういうのを言わない方がいいのかな?一応なんとなく、番組聴いている人の間で、一応なんとなく内緒でお願いします。」とのお答えでした!
変わった一人称、二人称のお話
「私の夫は自分のことを『あっし』というのですが、マサムネさんの周りで自分のことを変わった言い方をしている人はいますか?」というリスナーさんからのおたよりには、
「『あっし』、いないね周りにそういう人ね。ビートたけしさんが『オイラ』っておっしゃいますよね。『オイラ』っていう人ホントにいるんだ、ロボコン以外で『オイラ』って言う人いるんだってその時思いましたけど。
(余談ですが「ロボコン」が最初「ロボコ」のことを言っているのかと思って反応してしまいました 笑 個人的に最近気になってる漫画)
そうね、俺、『俺』とか『私』はいうけど、スピッツの歌詞では『僕』ってよく使うけど、日常ではほとんど使わないっすね、『僕』。
二人称で『お前さん』って使う友人が何人かいます、みんなね、揃って学者っぽい雰囲気
なんですけど、『お前さん最近忙しいの?』みたいなね、そういう友達いますけどもね。
あっそうだ、佐賀とかね、長崎出身の人はね、「おい」って言うんですよ、自分のこと。
『俺が食べるから』っていうのを『おいが食ぶっけんが…』っていう風に言うんですけどね。」
とのお答え。
リスナーさんの旦那さんの一人称「あっし」というのは「素敵かも」と語り、「女の人で『アタイ』ってのも聞いてみたいって気がしたり、『アタシ』っぽい感じのね。そういうの思います。独自な感じがむしろ素敵だと思います。」
とおっしゃっておられました!
過去にオンラインメンバーで、マサムネさんが場の流れで「ぼくちんが草野マサムネです」みたいにおっしゃっていて嬉しかった記憶がありますが…(笑)
『クッキングパパ』(福岡が舞台の話)で相手のことを「おい(お前)よ~」と言っているのを見たことがあったかな…。
今、ちいかわちゃんとコラボしてるんですね、クッパパ。
『クッキングパパ』のキャラたちのその後!まことたちは現在何歳?田中の子供はなんと今〇人!
『狼と香辛料』という小説作品では、ヒロインの子の一人称が「わっち」で印象に残っています。
こちらのアニメの主題歌も「旅の途中」というタイトルなんですね。私も今知って驚いております。
アニメの見放題、ありました!
スピッツの「旅の途中」は『三日月ロック』に収録。
「腕からませた弱いぬくもり」という歌詞もすごい、やさしくもせつなくなるような名曲です。
スピッツメンバーさんたち自身が語られたスピッツのこれまでについての書籍のタイトルも「旅の途中」!いつの間にか電子書籍化もしていました。
ちょっぴりタイムマシーン
イントロは「海とピンク」❤(『スピッツ』収録)
「今日はこのコーナーもレゲエ風味でいこうと思いますが」ということで、今週の一曲はマーシーこと 真島昌利さんの「地球の一番はげた場所」。(『夏のぬけがら』収録)
「マーシーさんの曲は全然埋もれていませんが、ブルーハーツもそうですけど、ほとんど配信もサブスクもないので、ファンとしてはそういう曲こそラジオでオンエアしないとなと思いましてセレクトしてみました。」
この曲が収録されている『夏のぬけがら』はマサムネさんもお気に入りで、「学生時代に相当聴きましたけれども、今もね、聴くたびに昔住んでたアパートの感じとかをね、ありありと思い出します。」とおっしゃられていました。
「体育館のような台所に」という歌詞がすごい。原曲は友部正人(ともべ まさと)さんによるものとのことです。
友部正人さん、あがた森魚さんが歌ってらした「誰もぼくの絵を描けないだろう」の元曲の方…でもあるのでしょうか(ちょっと情報が少なくてわかりませんでした、すみません)
あがた森魚さんバージョンの「誰もぼくの絵を描けないだろう」は『永遠の遠国』に収録されています。いいアルバムですよ~。
表題作の「永遠の遠国」は優しいメロディで心地よく、歌詞がなんか色々と考えてしまいがちな曲です。(「永遠に終わらない/永遠に帰れない遠国」へってどういう意味だろう…とかね)
EDトーク
「忍豚レゲエ」
今回の選曲から外されたという曲の裏話です。
「中学の頃だったと思うのですけど、『さすがの猿飛』ってアニメがありまして、そのEDの曲が思いっきりレゲエだったんですよ。調べたらタイトルが『忍豚レゲエ』っていうらしいんですけど、すごい印象に残ってて今日もかけたかったような気もしたかったんですけど、ロックとは言い難かった曲なので見合わせましたが、興味のある方は是非検索してみてください。」
「忍豚レゲエ」は『ワンピース』のルフィでおなじみの田中真弓さんが歌唱されております。
同じく田中さん歌われている『イタダキマン』というアニメのOPもいい感じです。こちらはマンボで、「いただきマンボ」という曲。歌詞とOP映像に色々とビックリさせられる曲です。
☆良かったらこちらの記事もどうぞ☆
ルフィ役・田中真弓さんが聞いていた「『ワンピース』は後〇年続く」【山口勝平×日髙のり子×田中真弓】『ボクらの時代』発言まとめ☆
来週の漫遊テーマ
来週のテーマは「ロック大陸でまだオンエアしてない重要バンド」で漫遊記。
「この番組ね、5年目に突入していますが、わたくし草野、やや選曲に偏りがございますので、まだ番組で取り上げていない重要なバンドが結構あります。
そんなね、あんまりマニアックじゃない、割と有名な?でも、『ロック大陸』でかけていないバンドのナンバーをここで漫遊してみたいなということで」、来週のテーマは「ロック大陸でまだオンエアしてない重要バンド」で漫遊記。
メール募集時の一言
メール募集時の一言は、
「草野さん、買ってきた食材を冷蔵庫に入れるのメンドイっすー」
買い物前に冷蔵庫の中身確認してから行かないと、冷蔵庫がパンパンになりがちに(あるある)。
レゲエ風味…スピッツの「自転車」や「孫悟空」もそうなのですが、言われてから「そっか、この曲もレゲエなんだ」と思わされました。
BUMP OF CHICKENの本当に隠れた名曲のうちの一つ「スターダストダンスホール」もレゲエなのかな…そんな風に考えるようになりました(笑)
「スターダストダンスホール」は『メーデー』の隠しトラック曲ですが、そういや隠しトラックの曲って配信ではどうなってるんでしょうね?
この音楽ド素人のわたくしめに、楽曲の幅広い聴き方を教えてもらえていつも『ロック大陸』には感謝感謝です。
来週の漫遊も楽しみですね!
【スピッツ】『猫ちぐらの夕べ』『NEW MIKKE』Blu-ray(DVD)の特典をわかりやすくまとめてみた
以下、オマケです。
今回The Policeが流れていたので…
『ドゥードゥードゥー・デ・ダーダーダー』という名前の「岩昆虫」なる生き物が『ジョジョリオン』に登場します。(隙あらばジョジョ語りすみません)
スタンド名ではなく、岩生物。『ジョジョリオン』のみに登場する独特な生き物。
もう一匹『オブラディ・オブラダ』という岩生物も登場するのですが、どちらも何気ない言葉のタイトルから名前が取られているのかな~と勝手に想像したりしています。
これら岩生物の登場は本当に終盤(25巻)からですけどね~(『ジョジョリオン』は全27巻で完結)。
漫画『ジョジョ』シリーズは電子書籍版も配信中です。カラー版もある…のですが、『ジョジョリオン』はカラー版のみ完結まで現在のところ配信されていないので、ご購入の際はお気をつけくださいませ。
『ジョジョリオン』は『ジョジョ』第6部までのパラレルワールドのお話なので、ここからでも『ジョジョ』に入れるかと言われると、正直なところ「う~ん…」かもです。
『ジョジョ』の中でも『ジョジョリオン』のみの独特で魅力的な設定ももちろんありますが。
同じくパラレルワールドである第7部の『スティール・ボール・ラン』からなら全然入れるかもしれませんが…。ええい、迷ったら是非第1部から読んでみてください!
第3部からのスタンドだけでなく、第1部や第2部のキャラにもロックバンドや楽曲から名前がつけられていると言われていますよ~。
第1部のツェペリさん→Led Zeppelin、第2部のエシディシ→AC/DCから、等々。