『スピッツ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』2022年10月16日オンエア分の発言まとめです。一部書き起こし(文字起こし)あり。
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オープニングトーク
今週のオープニングトークは「ワンコの数え方」について。
マサムネさん「最近、警察犬のニュースで、『15匹の警察犬』って言ってて、『15頭』じゃないの?ってちょっと違和感があったので調べてみたんすけど、ワンコの数え方って大きさで分かれるらしいですね。
小型犬は『1匹2匹』。大型犬は『1頭2頭』。一説によると、抱きかかえられるかが基準という説も見ましたが…なので、『101匹わんちゃん』みたいに、大型犬小型犬混じってる場合は、主人公まぁ小さめなので『101匹』なんですかね。
『101頭わんちゃん』だと、確かになんか大型犬の群れって雰囲気になりますもんね。
警察犬も昔はシェパードとかのイメージだったけど、元からなのかな、小型もいるんですね。ニュースで取り上げられた警察犬が小さめだったのかもしれませんね。
というわけで、一件落着。」
「101匹わんちゃん」を取り上げて、チコちゃんならぬ「マサムネくんに叱られる!」ばりの雑学が見事なトークでした。
漫遊前のスピッツの一曲
今週の漫遊前のスピッツの一曲は、『インディゴ地平線』収録の「初恋クレイジー」。
マサムネさん「この曲は結構、俺個人的にはポップに作れたなと当時は思ってました。サビもハッキリしてるし。
なので、自己申告の『チューインガム曲』(後述)ですかね」
Wikipediaに載っている『インディゴ地平線』の各楽曲の仮タイトルが気になるものばかりなのですが、これってどこで明かされていたものなのですかね…?(笑)
(「虹を越えて」は「山田倉庫」とか…ヤ〇ダ電機じゃないんだ 当時の雑誌か何かでお話されていたものでしょうか)
「初恋クレイジー」は、私個人的には男女がくっついて終わる映画のED曲のようなイメージが…物語が終わった後もささやかな幸せが続いていくような可愛らしい曲って印象です。
今週の漫遊テーマ
今週は「最初聴いた時から盛り上がったナンバー」で漫遊記です!
最初に聴いた時はピンとこなくても、何回も聴いているうちにハマッていく曲のことをスルメ曲と言いますが、今回はそうでなく、最初に聴いた時からマサムネさんがメチャ盛り上がった曲をセレクト。
「スルメ曲曰く、チューインガムみたいな曲ですかね。私が多感な10代の頃に聴いた曲がメインになっています。」とのこと。
今週はマサムネさん、高めのキーでたくさん歌ってくださいました。
「Buddy Holly」Weezer
マサムネさん「この曲は昔(1994年頃?)、スピッツのリハーサルに行く時に運転してた車のカーラジオで流れてて、『スゲー、この曲』と思って、その後スタジオからラジオ局に電話して問い合わせしたんですよね。
今だったらスマホですぐ調べられるじゃないですか。でも、当時はまだインターネットも普及してない時代だったし…忘れもしない、当時ね、方南町にあったスタジオタッツというリハスタの、ロビーの公衆電話からかけた。
この曲はソニック・ユースのような武骨なオルタナロックサウンドなのに、なんか歌謡曲みたいなメロディーで、『これすごいバンド出て来たな』ってスゲー盛り上がったんすよね。」
昭和懐メロの日野てる子さんの『夏の日の思い出』や、サビは戸川純さんの『玉姫様』って曲にちょっと似てる気がすると歌ってくださいました
マサムネさん「そんな感じで、日本のポップスのメロディーとの共通点を勝手に見つけて、それでまた盛り上がってましたね。」
「Save Me」Queen
マサムネさん「俺がリアルタイムで最初に聴いた(クイーンの)曲は「バイシクル・レース」っていう曲でした。
「バイシクル・レース」は割とスルメ曲なんだけども、ちょっと後にリリースされたこの「Save Me」という曲は最初からつかまれましたね。静か目なAメロから、激しいサビ。
しかもサビはコテコテのカノン進行っていうか(♪「Save Me」のサビを歌ってくれる)
そんでフレディーさんがね、声がまた美しくて。後半のエモーショナルなギターソロでもすげー泣けるという。
「伝説のチャンピオン」とタイプ的には近いんですけど、こっちはね、失恋ソングらしいです。」
「バイシクル・レース」は「自転車!自転車!私は自転車に乗りたい!!」(和訳)って曲ですね。存分に乗り回して欲しいです。
「Live Wire」Mötley Crüe
Mötley・Crüe(モトリークルー)はマサムネさんが中学生の頃に、福岡天神のベスト電器という家電屋さん兼楽器とかレコードも置いているお店の輸入盤コーナーで「期待の新人バンド」みたいな感じで売っていたバンド。
購入したところ大当たりだったため、部屋で異様に盛り上がった思い出があるそう。
マサムネさんがMötley Crüeで好きなのは、「ぶっちゃけこの曲だけ」とのことです(笑)
「Breaking the Law」Judas Priest
先週の漫遊テーマだったジューダス・プリーストのナンバー。
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(「Breaking the Law」は80年代に入ってすぐの頃の曲とのことです)
「中学1年の時にリリースだったかな?当時のロック友達のNくんが電話越しに、『ジューダスのニューアルバムがめちゃめちゃかっこいいけん、ちょっと聴いてみて」つーて興奮してかけてきて、電話を。
それでワンコーラス電話越しに聴かせてくれたんですよ。それですっごく盛り上がったんですよね。
このイントロのフレーズがね、(♪演奏してくれる)シンプルでベタでいいんですよね。
ところでNくん、たまにこの番組の中で出て来る、中学時代のロック友達、ヨシダくんとかヤマモトくん
と違って、Nくんはちょっと珍しい名前なんでイニシャルにさせて頂いました。」
「Chinese Rocks」Johnny Thunders & The Heartbreakers
「これは聴いてすぐヤバそうな曲だと思いました。10代の頃はそういうのを求めていたし、この曲聴いただけでちょっとこうワルになれたような気がして、次の日はもう肩で風切って歩いていましたね。」
出だしが一瞬スピッツの「スーパーノヴァ」(『フェイクファー』収録)に似ているとのことで、「無意識にたぶん影響を受けまくっていたんだなっていう、さっき聴いて思いました」とお話してくださいました。
余談ですが、スピッツの曲と似ているといえば、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第6部のEDテーマ曲に使用されているDuffy(ダフィー)の「Distant Dreamer」が「スワン」(『小さな生き物』収録」)に似てるな~と一人で勝手に思っていました。
興味のある方は是非聴いてみてくださいね。
2022年10月から地上波でも第2期がスタートした「ストーンオーシャン」のアニメ感想も書いています、こちらも良かったら是非。
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メール紹介
「草野さんはこだわって使っているヘッドフォンはありますか?」という質問。
「ヘッドフォン、俺ね、あんまりこだわってないのかなぁ。
レコーディングスタジオによくマストで置いてある、ソニーのヘッドフォンがあるんですけども、CD9100SDかな、それで聴いてることが多いかな。
なんかとっても重要な音というか、特徴的のない、良くも悪くも、音がするんですよ。
それで聴いてることが多いですかね。よりこう、なんだろ、普通の音で聴きたいというか。
最近人気のヘッドフォンは、ダンスミュージックとかヒップホップに合わせてあったりして、結構低音が強調されてたりするのが多くって、そういうのはロックにあんまり向いていないかなと思ったりね。
後はボーズとかのノイズキャンセリングイヤフォンで聴いてたりすることも多いかな~。
(投稿者さんの)息子さんのね、ヘッドフォン、「MEZE Audio」というところのものね俺、全然存じ上げなかったんですけども、調べたらね、めちゃくちゃいいお値段しますね。
俺も1回聴いてみたい。誰か持ってないかなぁ。言ってみればヘッドフォン界のポルシェって感じでしょうかね。
いい情報を頂きました、ありがとうございます。」
投稿者さんが息子さんのものを借りて使ってみて驚いたというヘッドフォンは「MEZE Audio」のもの。
これでスピッツを聴くと、「まるで草野さんが頭のすぐ後ろで歌ってくれているみたい」になるのだとか(!)
ちょっぴりタイムマシーン
イントロは『さざなみCD』収録の「不思議」。
「♪過ぎていったモロモロはもういいよ~」という歌詞にも、よく前に進む力を頂いたりしています。
ちょっぴりタイムマシーンは原由子さんの「夏の日の思い出」。
今週のWeezerの「Buddy Holly」のところでも話題が出た、日野てる子さんの楽曲を原さんがカバーしたものです。
カバーアルバム『東京タムレ』収録。原さんの歌声は上品な可愛らしさがありますね。
こちらは10月19日(『猫ちぐらの夕べ』と『NEW MIKKE』と同じ発売日ですね♪)に原由子さんの新アルバム。31年ぶりのオリジナルアルバムだそうで、「ぐでたま〜母をたずねてどんくらい〜」の主題歌として書き下ろされた楽曲「ぐでたま行進曲」も収録。
「ぐでたま」って、あのぐでたま…?
エンディング
今週の特集についてマサムネさんは、
「先スルメ曲とチューインガム曲、作り手としては、実はチューインガム曲を常に作りたいと思っています。
『今回スルメ曲ですよね~』って感想は、『最初聴いた時ピンと来なかったんですよね~』って言われているのと同じような気がして、ちょっとね、敗北感があるんですよ。
なので今後もね、引き続きチューインガム曲を目指して頑張っていこうと思います」と振り返られていました。
来週は「日本語ロックの歌い方の歴史で漫遊記」。
「元々ロックというのは英語で歌われてた音楽なんですけども、なので日本語のロックバンドも当初は英語で歌っている人が多かったんですよ。
そんな中、はっぴいえんどの頃から日本語で歌うロックというのが広まりまして、今の日本のロックへと繋がっているわけですが、そんな日本語ロックの歌い方の歴史をはっぴいえんどからRADWIMPS野田くんあたりまで、より影響力が大きかったと思われる有名なシンガーを中心に草野の的に考察を加えつつ辿ってみようと思います。」
今週のメール募集時の一言は、
「草野さん、庭に珍しいキノコが生えていました。」
秋ですね!
今秋、第7シーズンが開始した以下の『ねほりんぱほりん』の回では、道端の野草を食べて節約しているゲストの方が登場していました。
【ねほりんぱほりん】ギリギリFIREライフ回まとめ!【この節約がすごい!】
なので、キノコも勉強すれば庭に生えているものも食べれるか見極められるようになり、それが節約につながるかもしれませんね??
☆オマケ☆
福岡へ行って来ました。
立ち寄ったタワーレコードさん(アミュプラザ博多店さん)のスピッツコーナーがさすがすごかったです!
旅の内容については、以下の記事もよかったらどうぞ!
【ジョジョ】第5部のパネルが展示されている福岡のポンペイ展に行って来ました(※写真あり)
ミッシェル・ポルナレフが今週流れていましたが、原作者の荒木飛呂彦先生にとっては俳優のアラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンド、そしてミッシェルポルナレフが三大フランス人であり、『ジョジョ』第3部のポルナレフの名前は自然と彼らから影響を受けたとのことです。『ジョジョニウム』16巻より。
なお、ポルナレフの妹の名前はシェリーですが、こちらは「シェリーにくちづけ」から取られたものかもしれません。トゥートゥートゥマシェリーマーシェーリーですね。
漫画『ジョジョ』シリーズは電子書籍版も配信中です。カラー版もありますよ。
アニメ『ジョジョ』シリーズは第5部までは31日間無料トライアルでも全話見放題で視聴が可能です(第6部と『岸辺露伴は動かない』は現在ポイント制)
アニメ『ストーンオーシャン』のレンタルも開始されています。
『ジョジョ』第3部「スターダストクルセイダース」のOVAもレンタル可能!
第3部のOVAは現在ネット配信がされていないので、レンタルでの視聴がおすすめです。
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